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〜名護パイナップルパーク〜
ゲスいけど、ドライバーとしては一流だったのか…島袋さんの迅速な運転で、予定時間より早く目的地へと到着した俺らの班。
「何か…このカートに乗って、パイナップル畑を見て回るらしいよ?」
「疑問なんやけど…畑なんか見て楽しいもんなんか?w」
「なら、南波はタクシーで待ってれば?運転手さんと一緒に」
「じょ…冗談ですがなwパイナップル畑なんて、楽しみやな〜ッ!!」
渡邉さんの切れ味鋭い一言に、すぐに意見を変える虎太郎…まったく、いつも余計なこと口にするんだから。
「じゃあ、愛佳と齋藤君は後ろの席ねw」
「え…何で?w」
「だって、齋藤君…愛佳がタイプみたいだからね〜」
俺の方を見て、ニヤニヤしてくる渡邉さん…さっきの車内での言葉、しっかり聞かれていたのか。
「理佐ちゃん…wついに、ワイの隣に座る覚悟をしてくれたんやなッ!!」
「ちげーし。話を聞いてなかったのかコイツ…下手に近づいてきたら、ぶっ飛ばすからね?」
「わかっとる、わかっとるwワイは隣に座れるだけで満足や〜!!」
小さな溜め息を吐きながら…カートの前席に座る渡邉さんと、意気揚々とそんな彼女に続いて乗車する虎太郎。
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作者名:天道一番 | 作成日時:2017年3月27日 1時