兎と狼と 守り狐 ページ7
闇side
何日か見張っていたけど、何にもなかったな･････
夕鈴は大丈夫だろうか
そんな事を、思いながら夕鈴を探す(勿論隠れながら)
何処かの廊下を、女官の服で歩いていると、夕鈴とおぼしき人物の声が聞こえた
夕｢････囮？
･･･それ、契約事項に入ってた？｣
闇｢･････(夕鈴を囮に使うつもりだったのか･･････)｣
怒りがフツフツと沸いてくる
つい、手が袖に入れていた短剣に伸びる
その瞬間、目の前を夕鈴が目に涙を溜めながら走り去っていく
闇｢夕鈴!!｣
私は走る夕鈴の後を追った(着ていた女官の服の下に、何時もの服を着ていた夢主)
どこかの倉の中で、気配を消し会話に耳を澄ます
誰だか分からない親父に、夕鈴が拐われたので中まで就いてきたのだ
闇｢(ついでに、外にいた奴等をコテンパンにしたよ、鬱憤ばらしにね)｣
ﾓﾌﾞｵﾔｼﾞ｢わがままばかり、通るものではないと、陛下には学んで頂かねばな
君には、その犠牲になってもらおう｣
よく理解していないが、あいつらの狙い道理になったのだけは、確かなようだ
ﾓﾌﾞｵﾔｼﾞ｢さて、寵妃失って悲しむ陛下の元に、我が一族の娘をあてがうのはよいとしても＿＿｣
やはり狙いは、ソコなのだな、どこも貴族の考える事は一緒らしい････
ﾓﾌﾞｵﾔｼﾞ｢････手土産が欲しいな、お嬢さん何か
陛下の弱味になるような事は、知らんかね｣
夕｢････教えたら、どうなるの？｣
止めろよ、夕鈴はまだ汚れてはいけない
ﾓﾌﾞｵﾔｼﾞ｢ふむ
そうだな、君を殺さないでおいてやろうかね｣
闇｢嘘つきめ･･･････くたばれ｣
私の声は、夕鈴の言葉に遮られ聞こえたていないようだった
夕｢････ご存知の通り狼陛下は恐ろしい方よ
あなたの悪事なんかすぐに見つけ出すわ!!｣
―――――クスリと笑い声が漏れた
あぁ･････やはり貴方は･･････････面白い
だからこそ、守らなければ
闇｢いい答えだ｣
此方に近ずく気配を感じ取り、私はそっと、裏の扉から出る
中の事は、陛下に任せて
声の届かない場所から、外に出てきた二人を微笑ましく見ていた
闇｢やっぱり貴方は狼だ
狙った獲物を逃す気のない
正真正銘の･････ね｣
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クラサナ(プロフ) - 古橋 詩さん» 面白いですからね！私もこの面白さを汚さないように作品を作っていきたいです！ありがとうございます！ (2017年6月11日 9時) (
レス) id: 9531d53834 (このIDを非表示/違反報告)
古橋 詩(プロフ) - この作品私も好きなのですごく嬉しいです(TT) (2017年6月10日 21時) (レス) id: dafd76aa7c (このIDを非表示/違反報告)
(*^□^*)(プロフ) - クラサナさん» はいヾ(´▽｀*)ゝ 頑張ってください 応援してますぜい(。≧∇≦。) (2016年9月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 6daac35887 (このIDを非表示/違反報告)
クラサナ(プロフ) - (*^□^*)さん» よかったです(●´ω｀●)なら、夢主には頑張ってカッコイイお姉様になってもらわないとですね！更新頑張ります！(｀･ω･´)ゞ (2016年9月22日 20時) (レス) id: 9531d53834 (このIDを非表示/違反報告)
(*^□^*)(プロフ) - クラサナさん» 有り難うございます！そう言ってもらえると嬉しいです！ はい！そりぁもう大好きですよ♪かっこいいお姉様万歳＼(^o^)／ 頼れるお姉様万歳＼(^o^)／って感じです!! (2016年9月22日 20時) (携帯から) (レス) id: 6daac35887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラパン | 作成日時：2015年11月11日 19時
