兎と竜と 強気な狐 ページ37
闇side
怪しい奴を沢山連れながら、一人で町を歩く勇気はなかったので、裏道を使いながら、何とか王宮に付いた
王宮の門の所では、狼陛下と方淵、李順に夕鈴が待っていた
その光景に、変な組み合わせだと苦笑いしながら、狼陛下の前に増えた刺客達を座らせた
闇「お望みのとうり、刺客を捕まえて来ました、途中で厄介にも増えてしまいましたが、一人残らず、とのご命令出したので・・・・全て捕まえた次第です」
方淵が居るので、なるべく丁寧になるように言葉を発して、でも狼陛下に仕えているわけでないという意思表示で、膝はつかない
黎「よくやった、・・・方淵」
方「はっ」
黎「こいつらを牢へ連れていけ、お前はそのまま休んでいい」
方「御意」
方淵に刺客を連れていかせて、回りから人気がなくなると、フッと辺りの雰囲気が柔らかくなった
黎「あー、よかった！闇があんまりにも遅いから、心配したよ」
たいして大きな声ではなかったが、仔犬への変化に李順は慌てて止める
李「陛下っ、こんな所でお止めください！やるなら部屋に言ってからにしてくださいよ!!」
黎「はーい」
不機嫌になりながらも、ゆっくりと王宮内に足を向けた
李順は、その斜め後ろをグチグチ言いながら歩いていた
私も中に入ろうとしたところで、夕鈴がうつむいたまま、何も言わないのに気付いた
闇「夕鈴？どうした・・・・?」
私が声をかけたらかけながら、少し震えている肩の上にそっと手を置こうとしたら、夕鈴にその手をギュッと握られた
そのまま、自分の腕を私の腕に絡めてきた
やっと見えるようになった顔を覗くと、目に沢山の涙を貯めていた
闇「(あぁ、そういう事か)・・・・・夕鈴」
夕「な、・・・・何」
答えた声は、震えていた
闇「ただいま」
夕「・・・・ｸﾞｽｯ、おかえりなさい」
半分泣いている夕鈴の頭を、そっと撫でて
絡み付いている夕鈴の腕がほどけないように、ゆっくり、ゆっくり、王宮内に入った
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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あずきいろ
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8
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クラサナ(プロフ) - 古橋 詩さん» 面白いですからね！私もこの面白さを汚さないように作品を作っていきたいです！ありがとうございます！ (2017年6月11日 9時) (
レス) id: 9531d53834 (このIDを非表示/違反報告)
古橋 詩(プロフ) - この作品私も好きなのですごく嬉しいです(TT) (2017年6月10日 21時) (レス) id: dafd76aa7c (このIDを非表示/違反報告)
(*^□^*)(プロフ) - クラサナさん» はいヾ(´▽｀*)ゝ 頑張ってください 応援してますぜい(。≧∇≦。) (2016年9月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 6daac35887 (このIDを非表示/違反報告)
クラサナ(プロフ) - (*^□^*)さん» よかったです(●´ω｀●)なら、夢主には頑張ってカッコイイお姉様になってもらわないとですね！更新頑張ります！(｀･ω･´)ゞ (2016年9月22日 20時) (レス) id: 9531d53834 (このIDを非表示/違反報告)
(*^□^*)(プロフ) - クラサナさん» 有り難うございます！そう言ってもらえると嬉しいです！ はい！そりぁもう大好きですよ♪かっこいいお姉様万歳＼(^o^)／ 頼れるお姉様万歳＼(^o^)／って感じです!! (2016年9月22日 20時) (携帯から) (レス) id: 6daac35887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラパン | 作成日時：2015年11月11日 19時
