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......そうだ。私は今汽車の中
任務の途中だ
炎が消えると私は隊服と鱗滝さんから頂いた羽織を身に纏い、腰には日輪刀
父「...A、その姿は....」
母「A...？」
「...お父さん、お母さん」
心配してくれている父と母、そして私の肩を掴むのは苦しそうに顔を歪める杏寿郎お兄ちゃん
煉「.....A、なぜ、鬼殺隊に...」
「.......ごめんなさい。私、行かなきゃ」
煉「っ駄目だ！行かせない！」
グッと肩を掴む手に力が籠もる
「お兄ちゃん....行かなきゃいけないの」
杏寿郎お兄ちゃんの手首を掴み呼吸を意識する
.......どうして忘れていたんだろう
私は父から戦い方を教わっていたはずなのに
この呼吸をしっかり身体に覚えさせろと言われていたのに
煉「っ...！ぐっ...！」
力を手に集中させてゆっくりと肩から手を剥がす
この呼吸は全集中の呼吸と似ているか同じもの
父の体術は主にこの呼吸を意識することによって手や足の力を意識している間は強くしてくれる
私は鱗滝さんの元で全集中を
しのぶ様の元で全集中・常中を会得したと思っていた
.....父からの教えを忘れていたのだ
お兄ちゃんから距離を取り父と母に目を向ける
「.......大好きだよ。」
スラリと刀を出し己の頸に当てる
「っ.....！」
私は迷わず頸を切った
ーー・ーー・ーー
「はっ！」
思わず頸を触るが切れていない
「....やっぱり、夢だったんだ...」
夢のお陰で忘れていた事を本当に全て思い出した
今まで剣にも体術にも力がなかったのは父からの教えと呼吸を忘れていたから
.......あの時、父と母は刀を持ってなくても鬼相手に素手で戦っていた
これがあったから戦えたんだ
私の身体は眠る前には感じなかった熱のような感覚があり、やっと血が巡ったような、氷っていた何かが溶けたような不思議な気分だった
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riry(プロフ) - はなさん» 教えて頂きありがとうございます！今確認したらオリジナルの所が間違ってチェックされてました...。これで消えたと思うのですが... (2021年11月22日 16時) (
レス) id: 5c6d616fa5 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ (2021年11月22日 16時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riry | 作成日時：2021年11月21日 10時
