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「........つま?」
煉「俺と結婚して欲しい」
「.........へ?」
ポカンとしている私をククッと喉を鳴らして笑う
煉「...本当は、君の誕生日に渡そうと数年前から用意していたんだ。"十六になったら、俺の所へ来てほしい"と」
「..........」
煉「君がこの世にいないと思った時、捨ててしまおうかとも考えた。...だが、どうしても捨てられなかった」
君が生きていると信じていたのかもしれないな!
そう幸せそうに笑うお兄ちゃんに涙が溢れた
頷きたい
何も知らなかった頃の自分がもらっていたなら、速攻で頷き、"自分はこの世で1番幸せだ"と疑わなかっただろう
....でも、今の私では,..
鬼への憎しみに汚れた自分など、相応しいわけがない
私はきっとまたお兄ちゃんを悲しませる
幸せにしてあげれない
「お兄ちゃん...ごめんなさい。これは受け取れn「聞こえないな!!」は!?」
煉「返事は聞かない!!どうせ君は断ると思っていたからな!!君の"やらなければならない事"が終わったらすぐにでも祝言を挙げよう!!」
「へ?は?私の気持ちは....?」
煉「よもや...好いている男がいるのか?あの鬼を連れた少年か?それとも冨岡か!!」
「いや。いないけれど....」
煉「だろうな!!」
「は!?」
煉「まあいいだろう!!結婚についてはまた今度だ!.....だが。それ以外の約束は今日から守ってもらう。異論は認めない」
先程までの弱々しい態度はどこへやら、私は祝言の言葉が出たあたりから頭がついていかない・・・
煉「一度でも約束を違えてみろ。君を即刻鬼殺隊から辞めさせてこの家の奥に閉じ込めてやるからな!!」
目の前のこの男は太陽のような瞳を輝かせながら堂々と恐ろしい事を言ってのけた
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riry(プロフ) - 滴さん» こんにちは。ご指摘ありがとうございます!こちらが気づいて修正しなければならない所、教えて頂きありがとうございます。滴さんのご指摘、全て正しいです。申し訳ないやらありがたいやら恥ずかしいやら...です。 (2021年11月8日 11時) (レス) id: 5c6d616fa5 (このIDを非表示/違反報告)
riry(プロフ) - あっつぁんさん» コメントありがとうございます!初作品の為緊張しているのですが、とても嬉しいです!これからも読んで頂けたら嬉しいです!よろしくお願い致します! (2021年11月8日 11時) (レス) id: 5c6d616fa5 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 28のここの部分 なんの事だろうと思っていると中からしのぶ様が洗われた これ正しくはしのぶ様が現れたではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page28 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 同じく27のここの台詞 胡「なるほど...。○○←ナマさんが負傷した、血を流してから鬼の動きが鈍くなったと...」 これ正しくは負傷し、ではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page27 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 27のここの部分 昨夜の文には、傷を見てほしいことと、鬼に言われた”マレチ"というものが何か教えてほしい"と書かせて頂いだ これ正しくは書かせて頂いたではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page27 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riry | 作成日時:2021年10月13日 0時