46 ページ46
煉「〜〜〜っ!君は狡い!!」
「ヒッ!?」
突然耳元で叫ばれ身体が強張る
煉「俺は君が可愛くてしかたない!!そして、君のおねだりにめっぽう弱いんだ!!」
「.......ぅん?」
煉「よもや無意識なのか!!まあそれもかわいいがな!!そして久しぶりに"杏寿郎お兄ちゃん"と呼んでくれた!!嬉しくないわけがないだろう!!」
キイィィィンと耳鳴りが凄い中言われた言葉に顔が熱くなるのがわかる
煉「....そんなかわいいことをしないでくれ。これでは俺が叱れないじゃないか」
そっと身体を離され顔を見れば困ったように眉を下げ微笑んでいて
私は顔が熱いまま少しの沈黙が流れた
ふぅ...と息を整え、沈黙を破ったのはお兄ちゃん
煉「...先日はすまなかった。ついカッとなってしまった。君のことを何も考えずこちらの要望を押し付けようとした」
穴があったら入りたいと自嘲気味に笑った
「...こちらこそ、酷いことを言いました。ごめんなさい」
自分は死んだなどと...と言うとあれは確かに酷かった!二度と言ってくれるな!!と怒られた
煉「...A。約束して欲しい」
「約束....?」
お兄ちゃんは後ろの引出しから木箱を出し私に差し出す
...それは赤と橙と白が綺麗な櫛
煉「絶対に死ぬな。俺をおいて逝くなど許さない。必ず俺の所に帰ってきてくれ」
「.........」
煉「...そして、君のやらなければならない事が終わった時には」
木箱から櫛を取り出し、私の手に乗せるとそのまま大きな両手に包まれる
煉「俺の妻になってほしい」
279人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
riry(プロフ) - 滴さん» こんにちは。ご指摘ありがとうございます!こちらが気づいて修正しなければならない所、教えて頂きありがとうございます。滴さんのご指摘、全て正しいです。申し訳ないやらありがたいやら恥ずかしいやら...です。 (2021年11月8日 11時) (レス) id: 5c6d616fa5 (このIDを非表示/違反報告)
riry(プロフ) - あっつぁんさん» コメントありがとうございます!初作品の為緊張しているのですが、とても嬉しいです!これからも読んで頂けたら嬉しいです!よろしくお願い致します! (2021年11月8日 11時) (レス) id: 5c6d616fa5 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 28のここの部分 なんの事だろうと思っていると中からしのぶ様が洗われた これ正しくはしのぶ様が現れたではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page28 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 同じく27のここの台詞 胡「なるほど...。○○←ナマさんが負傷した、血を流してから鬼の動きが鈍くなったと...」 これ正しくは負傷し、ではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page27 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 27のここの部分 昨夜の文には、傷を見てほしいことと、鬼に言われた”マレチ"というものが何か教えてほしい"と書かせて頂いだ これ正しくは書かせて頂いたではないんでしょうか? (2021年11月5日 1時) (レス) @page27 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:riry | 作成日時:2021年10月13日 0時