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24話〜広臣side〜 ページ24

「うん...行く(笑)」



会えるかどうかわかんねーし
更にドン引かれるかもしんねーけど(笑)
とにかく...行こうと思う...」





岩ちゃんは、ただ腕を組んだまま
右手は顎を撫でていた

これはヤツが
考え事をする時のいつもの癖...





俺は話を続ける



「それで岩ちゃんにさ...
ちょっと聞きたい事あって...」





岩『あっはい!』




「真央ちゃんのNYの常宿...
どこだっけ?」


「前にロスでそんな話になった時に
真央ちゃんが最近はどこどこだって
ホテルの名前さ、言ってたじゃん?」





聞くなり顎を撫でていた右手は
そのまま顔と頭を
くしゃくしゃと掻き回し、ヤツは言った




岩『あーーそれはわかんねーーっ(笑)』





「そっか(笑)やっぱわかんねーか...」




岩『さーせん(笑)』


「いや...俺も全然覚えてねーんだ(笑)」




そこから二人して
あの時の会話を一つ一つ振り返り

何とか思い出そうとしてみたものの
そこでタイムオーバー
局へ移動の時間になった





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

全体の撮りの後
俺と隆二だけのコメント撮りがあり
それを終えて楽屋に戻ると
岩ちゃんと健二郎くんは
もう次の仕事の移動でいなくなっていた

ドラマの撮影で
数日、地方泊まりだと言ってたっけ...



結局ホテルは、わからずじまいだった。




ホテルすらわからないのに
NYまで行って探そうなんて
無謀すぎるのも程があるのは、自分でも
わかっている。


だけど・・・。
彼女を諦めたくないのなら
ここで帰国を待っているだけじゃ
ダメだと思っているし、

偶然にも明日からのまとまった休暇は
まるで見えない何かに行けと
背中を押してもらっているような気がして
ならなかった。








何よりも・・・ひとめで良い・・・




会いたい。








翌朝、午前の便で俺はNYへ飛んだ。

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作者名:茶々 | 作成日時:2016年1月10日 13時

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