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11話 ページ11

約13時間後
NY.JFK空港へ到着した



この便は夕方着のため
ホテルへチェックインした後は
寝るだけになり
身体には非常に楽であった


税関に並びながら 携帯をチェックすると
東京とNY どちらのオフィスからも
連絡が入っていた



内容はどちらも同じ。
明日9時からの契約が 書類の不備により
1日延期になったとの事で

飛行機もホテルも一泊分
延長するようにとの指示だった。



帰国の便の変更を済ませ
オフィスへ報告をした後
タクシーでホテルへと向かった



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「おかえりなさい!Miss真央」


顔なじみのベルマンが迎えてくれた

初めてこのホテルに来たのは
大学2年の頃で、もう6年前ぐらいに
なるだろうか・・・




「真央は一段とエレガントに
お美しくなりましたね」



私がシャイな事を知っていて
わざと大袈裟に誉めちぎる支配人たち


いつも大量の書類を抱え
小走り状態でロビーを駆け抜ける
この私がエレガントなわけが
無いわけで・・・



時には こんなベタベタなお世辞を言い
私を笑わせながら

ホテルマンらしい目配り気配りで
ゲストを守るそのプロフェッショナルさが
移動疲れの身体に、まず染み入ってくる




夕食はルームサービスを頼み
夜はゆっくりとバスタブに浸かった


明日はまさかの1日フリー。
前もってわかっていたら、こちらにいる
友人と食事でもしたかったけど

フリーといえども
いつなんどきオフィスから
呼び出しがあるかわからない故に
友達を呼び出すのもためらわれる




何をして1日を過ごすかは
明日起きてから考えよう・・・

のんびりと予定を入れず過ごすのって
普段の週末でも今はなかなか無い事で
これも、ちょっとした贅沢に思えた



久しぶりにNYでショッピングも良いし
美術館で良いのがやっていそうなら
是非とも行っておきたい

持ってきている小説も読み切りたいし
そろそろ、友達の結婚式でするスピーチの
原稿も考えとかないと・・・



そして、登坂さんの事も。




枕元のサイドテーブルには
小説などと一緒にあの雑誌も積み上げていた



日本ではまだ騒がしいのだろうか・・・




ベッドに入り小説を数ページ読むと
あっというまに眠りに落ちていた


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

翌朝、起床後シャワーから出ると
携帯が鳴っていた


着信は、なんと剛ちゃんからだった

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作者名:茶々 | 作成日時:2016年1月10日 13時

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