17-24 めり込むとげ ページ24
■ A ■
私の目の前ではｼﾞﾆｮﾝちゃんがﾄﾞﾝﾍの方に身体ごと向けている。
会話もｼﾞﾆｮﾝちゃんがﾄﾞﾝﾍに話し掛けて、気を遣ったﾄﾞﾝﾍが私に振って来るっていう感じ。
あまり会話をすることもないし、ｼﾞﾆｮﾝちゃんの目はずっとﾄﾞﾝﾍを捉えてることが多くなったから、
こんなことを言うのは失礼だけど、私としては随分と楽になった。
ｼﾞﾆｮﾝちゃんが自分の話をすると、ﾄﾞﾝﾍは少し顔を引きつらせたりすることもある。
そんなﾄﾞﾝﾍは今まで一回も見たことがないし、親しいから出せる顔なんだろうなと思う。
私はまだ知り合って日が浅いし、ﾄﾞﾝﾍに気遣って貰ってばっかりだ。
ﾄﾞﾝﾍとｼﾞﾆｮﾝちゃんはいつからの付き合いなのかな？
少し…聞いてみたいことが出来ても、私はずっと聞かない様にしてる。
それほど今の状態が楽なのだ。
そんな風に思ってしまって、ﾄﾞﾝﾍとﾋｮｸに申し訳なさ過ぎるから・・・・今日来るべきじゃなかったなと思ってしまう。
こんなことなら家で大人しくしてれば良かったな。
二度目のﾄｲﾚに行きたくなって立ち上がる。
A「お手洗いに行って来ますね」
ﾄﾞﾝﾍ「一緒に行くよ。また迷子になったら大変」
A「大丈夫」
ﾄﾞﾝﾍ「だーめ！Aって何か心配なの！」
ﾄﾞﾝﾍが歯を見せて笑う中、私は思わず苦笑いになってしまう。
ｼﾞﾆｮﾝちゃんが私を見つめたままﾋﾟｸﾘとも笑わないから。
A「いえ、本当に大丈夫です。一人で行けますから」
私がそう言うとﾄﾞﾝﾍが凄く哀しそうな顔になった。
ｼﾞﾆｮﾝ「携帯持って行けば良いんじゃないですか？」
A「あ、はい。迷子になったらﾄﾞﾝﾍに連絡します」
ﾄﾞﾝﾍ「こら。その敬語になるの何か落ち着かないからやめて」
ｼﾞﾆｮﾝちゃんに話す延長戦で、さっきからﾄﾞﾝﾍにも敬語になってしまう。
A「ごめん。でも本当に大丈夫だから」
ﾄﾞﾝﾍ「・・・分かった。迷子になったらすぐ電話してよ？」
ﾄﾞﾝﾍに頷いて部屋の扉に手を掛けた時、
「心配しなくてもAさんは大丈夫ですよ。私よりもずーっと大人なんですから」
というｼﾞﾆｮﾝちゃんの刺々しい口調が、もろに背中に刺さる感覚になりながら部屋から出た。
・・・確かにだ。
ｼﾞﾆｮﾝちゃんよりも9つも年上なのに迷子ってね。
そう思うと刺さった“とげ”が背中にめり込んで行く感じがした。
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SuHyun(プロフ) - 17完結おめでとうございます☆ シウさん、気になりますね……。次章も楽しみに読みます！ (2012年7月10日 13時) (
レス) id: b608d0c232 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞かのかｵﾝﾆ☆ わーん！お久しぶりです！作者、ｵﾝﾆに見捨てられたのかと少し不安でした(TдT)良かったぁ♪ 寝るの早かっただけなんですね！良かったぁ(T ^ T) (2012年7月9日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞テムさん☆ ありがとうございます♪ テムさんも願いを叶えて…(T ^ T)☆ 作者、感動しております！これでまた、18でも頑張れます！ (2012年7月8日 23時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ わー！作者の願い事叶えてくれるんですね！？作者、七夕の願いが叶うの初めてです(≧w≦)♪ ありがとうございます！嬉しいです♪ (2012年7月8日 23時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
テム(プロフ) - １７完結おめでとうございます!!あ、わたしもﾓｼﾞｮさんの願いを叶えちゃいますよ(ﾉ∀`)続き楽しみにしています( ´ ▽ ` )ﾉ (2012年7月8日 18時) (レス) id: b396880c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月17日 22時
