17-18 不思議に思ってたこと ページ18
■ RiKu ■
俺が泣いていたら、ｲﾁ兄が隣に来てくれて静かに背中や頭を撫でてくれた。
良い大人がなんて様だ。
だけど目の前ではｻﾌﾞが俺以上にﾎﾞﾛﾎﾞﾛと涙を流してた。
何度もごめんなと呟きながら。
ﾘｸ『俺は全部分かってるよ？Aが俺を男として見てないのも。でも一緒にいたいんだよ。ﾀﾞﾒ？』
ｲﾁ『お前が良いならもう何も言わんけどな？』
ﾘｸ『それに俺がいなくなったらAが泣く』
俺には気恥ずかしさを紛らわすための冗談だったのに、二人は真面目な顔で『そうやろうな』と答えた。
ﾘｸ『だから！冗談なんだから拾ってってば！』
いつもの様にｲｼﾞられてるんだと思って、いつも通りに思いきり突っ込んだけど、いつもみたいな笑いは起こらず二人は真面目な顔のままだ。
ﾘｸ『もー、何だよ。調子狂うな』
おしぼりでごしごしと目を拭いてたら携帯の着信音が鳴った。
それはｲﾁ兄の携帯で、悪い！と言ってすぐに立ち上がった。
ｲﾁ『電話して来るわ。ｻﾌﾞ、お前ﾘｸにｸｳのこと話しとき』
ｲﾁ兄はｻﾌﾞが頷くのを確認してから部屋を後にした。
残された俺は、自分からｻﾌﾞにｸｳの話はしなくて良いと言った。
ｻﾌﾞ『一応聞いて。あいつにはなるべくいらんこと言わさん様にするから』
ﾘｸ『そうして。それからあいつのHotelも用意する様にそっちのﾏﾈｰｼﾞｬｰに言って』
ｻﾌﾞ『家に泊めた方がいいと思うけど。あいつ考えなしに動くから』
ﾘｸ『Aに会うって言うのか？させない。Aに会うなって言ってあるし』
ｻﾌﾞ『ﾘｯくんがおらん時は？Aが断れる性格やと思う？』
思わず溜め息が出る。確かにあいつは絶対断らない。っていうか断れない。
ﾘｸ『不思議に思ってたことがあるんだけど、聞いていいか？』
ずっと気になってた。
ｲﾁ兄もｻﾌﾞもAを溺愛してるのに、何でｸｳを責めなかったのか。
俺なら自分の弟がしたことだとか、自分の好きな人が酷い目にあったとか、そういう個人的な感情を全部省いてでも許せないと思う。
なのに特にｻﾌﾞは仕事のﾊﾟｰﾄﾅｰとかじゃなく、変わらず今でも仲良くしてくれてるし。
ｲﾁ兄は俺の方がﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄで会う方が多いけど、別にｸｳとも仲はいい。
ｻﾌﾞ『まぁ…腹は立ったで？けどあの時は俺らが責める必要はないと思ったからや』
答えは返って来ないかもと思ってたけど、意外な答えが返って来た。
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SuHyun(プロフ) - 17完結おめでとうございます☆ シウさん、気になりますね……。次章も楽しみに読みます！ (2012年7月10日 13時) (
レス) id: b608d0c232 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞かのかｵﾝﾆ☆ わーん！お久しぶりです！作者、ｵﾝﾆに見捨てられたのかと少し不安でした(TдT)良かったぁ♪ 寝るの早かっただけなんですね！良かったぁ(T ^ T) (2012年7月9日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞テムさん☆ ありがとうございます♪ テムさんも願いを叶えて…(T ^ T)☆ 作者、感動しております！これでまた、18でも頑張れます！ (2012年7月8日 23時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ わー！作者の願い事叶えてくれるんですね！？作者、七夕の願いが叶うの初めてです(≧w≦)♪ ありがとうございます！嬉しいです♪ (2012年7月8日 23時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
テム(プロフ) - １７完結おめでとうございます!!あ、わたしもﾓｼﾞｮさんの願いを叶えちゃいますよ(ﾉ∀`)続き楽しみにしています( ´ ▽ ` )ﾉ (2012年7月8日 18時) (レス) id: b396880c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月17日 22時
