17-15 狼 ページ15
■ DongHae ■
俺に顔を押さえられてるAの顔は、言うなればｷｮﾄﾝ顔だ。
ﾄﾞﾝﾍ「迷子になっても知らない人について行っちゃﾀﾞﾒだろ？」
A「ｼｳさんは私を知ってたの」
何でも、韓国でも有名だと言ってくれて嬉しかったそうだ。
ただしかし！
ﾄﾞﾝﾍ「それは知り合いって言わない！それならAのﾌｧﾝは皆知り合いになっちゃうだろ！」
A「あー、ほんとだぁ」
俺は一応説教してるって言うのに気が抜けてしまいそうになる。
このﾊﾞｶもんがｯ！
Aの顔を持ってた手を両肩に移動させ、身体を思い切り揺らす。
A「ぉわ・・な、に・・」
あいつは男！そのまま連れ去られたらどうする所だったんだ！
男は誰でも狼の素質ありなんだよ！
あの可愛いﾘｮｳｸだって狼になる時があんの！
いずれね。いつの日かﾘｮｳｸも満月を見つければ自然に狼になる。
そうなったらきっと…、ｲｪｿﾝ兄さんが泣いてしま・・・・何の話だ。
とにかく俺が言いたいのは、もっと危機感を持たなきゃﾀﾞﾒだろ！ってこと！
ﾄﾞﾝﾍ「名前を知らない人についてっちゃﾀﾞﾒ！特に男には！」
A「でも最初は皆名前を知らないよ？」
ﾄﾞﾝﾍ「あー、それもそっか」
…って何納得してんだよ俺！
何かAと話してたら、このおっとりした空気に流される。
ﾄﾞﾝﾍ「あのさ、分かる？心配なんだよ」
俺の真剣度がようやく伝わったのか、大きく頷いてごめんなさいと謝って来た。
Aのしゅんとする顔に、心臓が何かにﾄﾞﾝｯと大きく殴られる感じがした。
咄嗟に肩を掴んでた手を放し、そのまま固まってたらAが首を傾げた。
A「あぁ！」
何を思ったのか、いきなり俺の両手にﾊﾟﾁﾊﾟﾁと自分の両手を打ち付けて来る。
ﾄﾞﾝﾍ「えっと…何してんの？」
A「あれ？ﾀｯﾁ的なことじゃなかった？」
そのまま重なり合った手のひらに集る熱が、俺の心臓に小さな鼓動を刻んで行く。
何故かその手を握り締めたくなってしまったことに驚いて、急いで手を放した。
ﾄﾞﾝﾍ「それより早く戻ろ！ｳﾆｮｸに怒られる」
A「え、それは困る」
いや、俺がね。怒られるのは俺。
ｳﾆｮｸ違うんだ！手を握りたくなったのはきっとあれだ！
最近女の子と手を繋いでなかったからだ！
あと酒だ！酒のせいなんだ。むしろ酒が足りないのかも知れない。
いや、うん。もう分かんないけど、とにかく俺は狼にはなってないから！
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SuHyun(プロフ) - 17完結おめでとうございます☆ シウさん、気になりますね……。次章も楽しみに読みます！ (2012年7月10日 13時) (
レス) id: b608d0c232 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞かのかｵﾝﾆ☆ わーん！お久しぶりです！作者、ｵﾝﾆに見捨てられたのかと少し不安でした(TдT)良かったぁ♪ 寝るの早かっただけなんですね！良かったぁ(T ^ T) (2012年7月9日 22時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞テムさん☆ ありがとうございます♪ テムさんも願いを叶えて…(T ^ T)☆ 作者、感動しております！これでまた、18でも頑張れます！ (2012年7月8日 23時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - ＞maruさん☆ わー！作者の願い事叶えてくれるんですね！？作者、七夕の願いが叶うの初めてです(≧w≦)♪ ありがとうございます！嬉しいです♪ (2012年7月8日 23時) (レス) id: 4f9c643c3b (このIDを非表示/違反報告)
テム(プロフ) - １７完結おめでとうございます!!あ、わたしもﾓｼﾞｮさんの願いを叶えちゃいますよ(ﾉ∀`)続き楽しみにしています( ´ ▽ ` )ﾉ (2012年7月8日 18時) (レス) id: b396880c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2012年6月17日 22時
