魔法を使えない魔法使いが、魔法に勝つたった1つの方法。【ハリポタ】 (ページ50)

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地下室でのインカーセラスページ50

俺とスネイプ先生が正式に結婚して(指輪はこれから)から早数日のこと、

薄暗く、湿っぽい地下室の中で

俺は簡素な木製の椅子に縛り付けられていた。

ついでに心のほうも縛り付けられている。

"インカーセラス"で

ｾﾌﾞ「…お前は…なぜそんなにも嬉しそうなのだ！
これは罰則だぞ
いつぞやの禁じられた森への侵入を見逃すわけにはいかん」

『なぜ嬉しそうか、分かりませんか？スネイプ先生』

ｾﾌﾞ「分かりたくもない」

『それはですね…
愛する人に心も身体も縛られて、さらにこのように熱い視線を浴びせられている///
まさにこの状況は俺にとってのご褒美です///』

ｾﾌﾞ「身も心も縛り(呪文)、熱い視線(怒りで)を浴びせれば、少しは己の所業を顧みるかもしれんと思ったのが間違えだったようだ(呆)
では、これではどうかね？
今後、禁じられた森に入るようなことがあれば、二度と我輩の部屋の出入りを禁じる。」

『なっ＿＿、本気ですか？』

ｾﾌﾞ「本気だ。
なぜこの罰則を課したのか、分かるかね？Mr.コトブキ」

Mr.付きか…

しかも名字で。

スネイプ先生は本気らしい。

本気で、俺が禁じられた森に入るのを阻止したいようだ。

なんでだろう？…もしかして、リリーさんの形見を埋めてあるとか？

だったら俺が燃やｓ……いやいや、保護しておかないと。

だって、もう、俺は我慢できないしする気もないから。

スネイプ先生自ら俺を選んでくれたのに、亡き元カノ(？)に邪魔されるとか愛憎で気が狂いそうだ。

『…それこそ、"分かりたくもない"ですよ』

スネイプ先生、貴方の可愛らしい口から俺以外の名前が出てこようものなら

この今にも引きちぎれそうな強度しかない縄の呪文を破壊して、その名の人を(物理で)消してしまいそうです。

ｾﾌﾞ「ならば教えてやろう。
お前は自分を雑に扱いすぎだ。
思い当たる節がいくつもあるのではないかね？
スクイブならスクイブらしく、自分の身だけ案じて大人しく生活していればいいものを。
日記の件も、賢者の石の件も、みぞの鏡の件も…関わらなくて良い危険に自ら飛び込んでいく。
どの件も一歩間違えれば、お前の命は無かったのだぞ。分かっているのか？」

ガッシリと俺の肩を掴んで、椅子に縛り付けられたまま後ろに押し倒されそうだった。

よかった…俺以外のことでなくて。

いや、よくはないな。かなり心配させてた。

『…この至近距離はヤバイです///』

心配かけて、ごめんなさい。