魔法を使えない魔法使いが、魔法に勝つたった1つの方法。【ハリポタ】 (ページ46)

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話題の強盗事件ページ46

『っ、んっ…スネイプ先生？あ、キスマーク付けてくれたんですねｗ
ふふっ、あー…幸せ…///』

俺は正面から抱き占められて、ベッドの中で首筋にキスマークを付けられる。

柔らかい唇と、熱い舌でいつもの場所に。

スネイプ先生がその女性に向ける愛以上の愛を、俺はスネイプ先生に送るんだ。

そう、決めた。

この芯の通った優しい人は、俺に滅入るくらい愛される人生をこれから歩むのだ。

さぞかし鬱陶しいだろうね。俺みたいな厄介な奴を絆したスネイプ先生が悪い。

諦めて、俺に愛されるしかないね。ご愁傷様です。

『ん、ぁ、ちょ、せんせ？…///…今日は、サービスですか？』

いつもの一カ所のみならず、さっきから何カ所にもキスマークを付けているスネイプ先生。

なんだか、徐々にその口吻が強くなってる。

ｾﾌﾞ「そうだ。
お前が我輩のものだという印を付けておかなければ、友にさえ告白されるほどだ。
下手にどこかへ行かれては気が休まらん。」

なんだろう、これは。

分かっていて言ってはいないんだろうけど、

なんかすごく……愛を囁かれてる？

『…俺がいないと、嫌ですか？』

いや、何云ってるんだろうね、俺。

俺のほうがスネイプ先生がいないと駄目になるのに。

ｾﾌﾞ「・・・約束を守って欲しくば、傍にいることだ。」

『でも、スネイプ先生には好きな女性がいて……。
無理に守ってくれなくてもいいですよ。俺はどんなスネイプ先生でも愛していますから。』

スネイプ先生は、俺の首に顔を埋めて溜息交じりに言った。

ｾﾌﾞ「……別にお前の言葉を疑っているわけではない。
お前の言う、その女性は"リリー"という綺麗で優しい女性で我輩の幼馴染みだったんだが…
………我輩のせいで死んだポッターの母親なのだ。」

スネイプ先生は、苦しそうに告げた

俺はそれ以上は追求しなかった

と同時に、俺の中で一つの諦めがついた。

俺がスネイプ先生にとっての一番になることは絶対に有り得ない。

俺はスネイプ先生の言葉に、苦笑いを浮かべた。

『…そうですか。亡くなった人には敵わないですね。
どう足掻いても、スネイプ先生にとっての唯一はその女性です。
んー…じゃあ、俺は10番辺りを狙います。』

ｾﾌﾞ「2番ではないのかね」

『それは欲張りというものです。
きっとこれからスネイプ先生を愛してくれる人は沢山できるでしょう。
俺はその中でも一番に貴方を愛しますけど、貴方が俺を無理に愛す必要はないのですからね。』