魔法を使えない魔法使いが、魔法に勝つたった1つの方法。【ハリポタ】 (ページ38)

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鏡と石ページ38

ｺﾞﾘｺﾞﾘｺﾞﾘ・・・

ｺﾞﾘｺﾞﾘｺﾞﾘ・・・

『スクイブの先生がいてよかった。
まさか魔法界に擦潰器があるなんて。』

ﾈﾋﾞ「フィルチ先生が素直に貸してくれるなんて、そっちの方が驚きだよ。
彼は魔法使いが嫌いなんだ。スクイブだからかな。」

『そうかな？過去に何かあったのかもしれないよ。
というか、スクイブだったら尚更魔法使いを好きになりそうだよ。
人は自分にない何かを持っている人に引かれるように出来てる。遺伝子的に。』

ﾈﾋﾞ「魔法界よりマグル界の方が難しい勉強してるような気がする…。
日本人って、勉強家なんでしょ？3つの言葉を自在に使う頭の良い種族だって聞いたよ。
おまけに器用で、仁義を大切にするらしいね。」

『日本人が全員そうってわけじゃないよ。いろいろ。』

ﾈﾋﾞ「Aはぜったいそうだよ！
だって魔法使えないのに定期テストは主席だったじゃん」

『魔法が使えないからこそ、できることもあるってことを証明したくて。
なんでも1つだけに頼り切るのは不安だ。
魔法だけしか使えなかったら、杖を折られた時に対処できないだろう？
まぁ、俺だって失神でもさせられたら終わりだ。力だけでは限界がある。』

ネビルは納得したように何度も頷いた。

俺の手の中で握り潰される魔法の感覚。あれはボロボロのクッキーに似ている。

強い呪文になればなるほど、きっと握り潰すには限界が来るだろう。

そうなったときに、どういう対処ができるかが肝心なんだろうな。

『よし、できた』

ﾈﾋﾞ「スネイプ先生に飲ませてあげるんでしょ？
後で感想きかせて！」

俺は綺麗に粉々になったレッドスピネルを容器に入れた。

『もちろん。"夜のお茶会"を楽しむよ』

ﾈﾋﾞ「僕、スネイプ先生の腰のために薬草用意したほうがいい？」

『うーん、どうだろう
俺はスネイプ先生がOKしてくれたらいつでもイケる！』

ﾈﾋﾞ「…結婚してからじゃなかった？」

『だってー』

ﾈﾋﾞ「まだ成長してないよ？」

『・・・ネビルよ、どこを見て言っておるんだ』

ﾈﾋﾞ「安心して。Aの下品さには負けるよ。」

ロングボトム家の皆さん、ごめんなさい。

スネイプ先生の惚気ばっかり語って聞かせていたら、大切なご子息が下品になりました。