魔法を使えない魔法使いが、魔法に勝つたった1つの方法。【ハリポタ】 (ページ36)

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鏡と石ページ36

みぞの鏡が撤去されて、数日が経った。

ネビルと俺は図書館の奥を見てみたが、やはりなにもない物置場になっていた。

『あー…残念。またスネイプ先生のあーんな姿やこーんな姿を見たかったのに。
ねぇ？ネビル』

ﾈﾋﾞ「また鼻血を出して倒れたAを運ぶのは嫌だよ。
それに、毎晩スネイプ先生と寝てるんだからチャンスはいくらでもあるんじゃない？」

どこに行くとも確認せずに、俺達は禁じられた森へと足が向いている。

ここの所の俺達の遊びは、薬草採取と魔法薬作りになっている。

『そう思うだろう？俺も最初はそのつもりで…ん"んっ。
スネイプ先生のガードが堅いんだよね…。でもほら、無理矢理はいけない。
いっそのこと今夜…とか思ったことは何度もあるんだけど、スネイプ先生に嫌われたら生きていけない。』

ﾈﾋﾞ「…親友のそんな話聞きたくなかったよ」

げんなりとした表情でネビルは俺の隣を歩く

会話が聞こえたグリフィンドール生が俺とネビルを見て生ぬるい目を向ける

俺がスクイブというだけで陰口をたたく奴がとうとう一人も居なくなり、今やスネイプ先生愛好家にチェンジしつつある俺のイメージ。

加えて、魔法が使えなくても免除してくれる先生ばかりだ。

かわりに、放たれた魔法を破壊することができるからかもしれない。ただの力任せなのに。

でも、俺はまだ魔法を使うことを諦めていない。力だけで魔法に勝てるなんて、世界はそんなに優しくないだろう。

俺が初めて開発した魔法を見せるのは、やっぱりスネイプ先生しか思いつかない。

褒めて欲しい。甘やかしてほしい。そんで、ちょっぴりいつもの嫌味もほしい。

スクイブだからしょうがない、で認められたって駄目だ。

A・コトブキだからさすがだよねって認められないと駄目なんだ。

『え、可愛いしエ○いし強いし優しいじゃん、スネイプ先生。
特にあの細い腰だよ。あそこに噛み痕付けたくならない？』

ﾈﾋﾞ「君、いつからそんな残念な美形になったの？」

『びけい？俺が？残念なのは認めるけど、美形は違うんじゃないか？
世界一美形なのはスネイプ先生だよ。』

ﾈﾋﾞ「はぁ～…(溜)これだから無自覚は。
君くらいの容姿だったら相手には困らないと思うんだけど、よりによってスネイプ先生って…。
僕なんか怖くて、存在自体が一種のトラウマになってるのに。」

99.9％スネイプ先生のことで頭がいっぱいだ。

ｶﾞｯｯｯ

『うわっ』

どてんっ

『いてっ…』

転びました。