Black Stone (ページ31)

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次の日

朝から NEWS "アサチャン"に出演するため

いつもよりかなり早く起きた。

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めんどくさいから

マスクとサングラスと帽子で

フル装備して

家を出て車に乗りこむ

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まだ外は薄暗く肌寒い

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伊吹『おはようございます』

「おはよ」

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適当に挨拶を交わした後

私は目を閉じた

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15分いや20分くらい経って

車が停車する音が聞こえ

伊吹さんに名前を呼ばれた

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伊吹『モモさん着きました』

モモ「あーい」

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TVSの廊下を抜け

閉まりかかったエレベーターを

伊吹さんが小走りでボタンを押しに行き

私を乗せる

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私は

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ドアが閉まるまで気づかなかった

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『モモちゃん？』

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先に乗っていたのは

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櫻井さんだってことに

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「あっ、おはようございます！」

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櫻井『今日フル装備じゃん(笑)』

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「あんまり見ないで下さい」

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櫻井『あ、もしかしてすっぴん？(笑)』

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『さっ、櫻井さん！デリカシーないですよ！』

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櫻井『ははっごめんごめん(笑)あ、モモちゃんこれオレのマネージャーのレッドスバル。』

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「レッド…スバル？？」

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櫻井『そう(笑)本名はフジオカなんだけどね。赤いSUBARUの車乗ってっから(笑)』

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「なるほど…」

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横目でフジオカさんを見ると

お辞儀をされたので、一応返す

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エレベーターを降りて

楽屋に入る

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櫻井『じゃ、また後でねモモちゃん』

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「はい、また！」

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私たちはそれぞれ楽屋に入った