Black Stone (ページ25)

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メイクと着替えが終わり

スタジオに入ると

教室のセットが組み立てられていた

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学園モノは初めてだから

すごく新鮮だった

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♡『モモさん、おはようございます』

｢おはようございま～す！｣

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次々と脇役の子達が

スタジオ入りしてくる

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うわ…

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モモさんだ～！

やばい！本物！

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とか言ってる子もいれば

完全に役に入り込んでる子もいる

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どっちにしろ

ものすごく "目障り"

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櫻井さんが入ってくると

脇役の子達のテンションは

一気に上がっていた

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出番までまだ時間があるので

パイプ椅子に腰をかける

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櫻井さんも

私の隣に腰をかけた

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櫻井『モモちゃん』

｢なんですか？｣

櫻井『呼んでみただけ(笑)』

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こっちを見て

ニコッと微笑む櫻井さんは

まさにスーパーアイドルだ

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台本を読んでいると

美紀さんがスタジオに入ってきた

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｢美紀さんおはようございます！モモです！｣

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美紀『おはよう～！てかモモちゃん同い年なんだからタメにしようよ！』

｢ありがと、そうする(笑)！美紀…でいいかな？｣

美紀『うんうん！モモよろしく～』

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美紀は櫻井さんの方に顔を向ける

美紀『櫻井さん、はじめまして。美紀です』

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櫻井『あ、あぁ。櫻井ですよろしく』

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美紀は

私の隣にパイプ椅子を持ってきて座った

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櫻井さんは

美紀が来てから少しして

どこかに行ってしまったので

美紀と出番まで世間話をしていた

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♡『モモさん、美紀さん出番です』

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｢『はーい』｣

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♡『あれ、櫻井さんは？』

｢さっきまでここにいたんですけど…｣

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♡『まぁ、まだ櫻井さんは出番まで時間があるので…お2人は準備お願いします』

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櫻井さん、

どこいったんだろ

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