Black Stone (ページ22)

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しばらくすると

日高監督に呼ばれリハーサルが始まった

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櫻井『俺はこの時もう、舞のこと好きっていう感じなんですか？』

日高『いや、気になる程度かな。モモちゃんは先生には全く興味ないって感じで帰りたそう～な雰囲気だして』

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｢わかりました！｣

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日高『じゃあ舞が英語学習室に入るとこから』

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日高『よーい、はいっ』

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櫻井『んじゃ、そこ座れ』

モモ｢えっ、宿題貰って帰れるんじゃないですか！？｣

櫻井『いーや(笑)遅刻の罰としてこれ手伝ってもらうから』

モモ｢はぁ～？？？？嘘でしょ！？｣

櫻井『いーから、座れ』

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監督『カット！』

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監督『おっけ～いいねぇ～。櫻井くんはもうちょっとツンツンした雰囲気出してもいいよ』

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櫻井『わかりました』

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その後、私達は

その日の全カットを取り終えた

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時刻は９時

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♡『本日の撮影は以上になりまーす！お疲れ様でした！』

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｢お疲れ様でした～｣

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伊吹『モモさんこれ、どうぞ』

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私の隣に来て

ココアを渡す伊吹さん

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その手に渡ったココアは冷たい

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｢あれ私、温か『あれ？一ノ瀬さん温かい飲み物頼んでなかった？』

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私が言おうとしたことを言ったのは

櫻井さん

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伊吹『あっす、すいません！今買い直してきます！』

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いやいやいーって

喉乾いてるからなんでもいいし

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｢いーよ！モモちょうど喉乾いてたし！冷たいほうがいい！｣

伊吹『えっでも…』

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普段なら

いーからって無言で受け取るのに

櫻井さんの前ではそんな事出来ない

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｢いーから、ちょうだい？｣

伊吹『すいません…』

｢ありがとう｣

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櫻井『やっぱ、一ノ瀬さん面白いね』

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｢いやあの、どの辺が…｣

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櫻井『いや(笑)んじゃあ、また明日』

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そう言って

櫻井さんはスタジオから出ていった