Psycho-2 (ページ9)

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W.o.r.k.i.n.G!! 3 ページ9

「A超似合ってんじゃねーか！！」
「あはは……」

苦笑いをしながらショウの輝いた目線に促されて鏡を見ると、そこにはメイド服に身を包んだ自分が写っている

スカートの丈が膝の少し上なだけで、想像していたのよりずっと落ち着きがある作りだ

「おう！！すっげーかわいい！」

「だったらいいけど…
ショウありがとう、少し安心したわ」

(まー、せっかくショウが探してきてくれたんだし…
しばらくはここでお世話になってみるのも…)

そんなことを考えていると、突然後ろからショウが「うりゃっ！」と言いながら腰に抱きついてきた

「ちょっと、ショウ！？」
「なーAー、「お帰りなさいませ、ショウ様」って言ってくれよー」

いいだろー？と腰に抱きついたままショウが私の顔を見上げ、眉を下げて頼んだ

「あー、ダメダメ！
うちは名前呼びは来店10回目からなの！」

突然店長が話に割り込んできた

「へー、そうなんですか」

まずは店のルールを覚えないといけない
たぶんアルバイトで一番大変なのはこれだろう

「んだよ別にいいじゃねーかよ、ケチ！」

そんな私の思惑をよそに、べーっと舌を出して店長に文句を言うショウの頭にとりあえずげんこつを一発かました

「あと禁止事項…と言ってもお客さんのだけど…は、

無断撮影、お触り、連絡交換

だからね」

覚えといてねー、と店長はひらひらと手を振りながら厨房の方へと歩いていった

「Aにしばらく名前呼んでもらえねーのは気に食わねーけど…
ちゃんとしたところみたいで安心したぜ」
「そうね、まあなんとかやっていけそうだわ
……ってショウ来るの！？」