Psycho-2 (ページ2)

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フィーバー 2 ページ2

「ショウー？」

ショウの前にしゃがみ込んでがくがくと体を揺すった

こんなところで眠られては、児童虐待と勘違いしたご近所さんに警察を呼ばれかねない

「…んあ、A」
「そうよ、ほら中に入るわよ
…まったく、よくこんなとこで寝れるわね」

呆れながらショウの手をつかんで一緒に立ち上がらせようとすると、突然ショウの両腕が首に回りがっちりホールドされ、そのまま引き寄せられた

「ちょっ…！ショウ、離しなさい！」

必死で抗議したが、ショウは寝ぼけているようで、「んー」と生返事しか返さない

ショウの体温がじんわりと伝わってくる

(…ん？ショウ、なんか熱い)

違和感を感じつつも、とにかく今は離れるためショウの両肩をつかんで、力をいれ腕を伸ばそうとしたが、相手の力の方が数段上らしくぴくりともしない

超能力を試みようともしたが、万が一間違ってショウの両肩を爆発させれば…と思うと、さすがにそれは出来なかった

(仕方ないわね、かくなるうえは…)

「こら！」

バチッと乾いた音をさせ、ショウの頬を平手打ちした

「え！？なっ！？A！？！」

さすがに今のは効いたらしい

叩かれた方の頬を片手でさすりながら目をまんまるにしたショウが事態を理解できない様子でこちらを見てきた

「ほら、自分の足で立って！」

今度こそショウを起き上がらせて、部屋の中へ入った