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結局は楽譜通りの人生。それを完璧に弾きこなす為、勉学に励み、文武両道を目指し、隙の見せない自分であろうと努めてばかり。その最期は何処の誰とも知れぬ者から受けた呪いによって僅か齢二十にして地に伏せる、という何とも呆気ない死に様。当然彼はそれを面白く思ってなどいなかったし、寧ろ解きたいとさえ思っていた。だが、何処で? どうやって? どの様に?
この十八年間、その答えが導き出される事は無かったのである。かつて秀才と呼ばれた者の頭脳を持ってしても。
「…………誰」
ぎぎぃ、と、音を立てて椅子が後ろにずれる。
カーテンの閉められていない大窓から月光が注ぐ部屋、その入り口には扉がなく、廊下からの光が洩れ出していた。だがその一瞬、彼が目を向けた時、其処に何者かの影が立っていたのだ。間違いない、と彼は確信する。
たった今、階段の方で急いた様な足音が聴こえたのだから。
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Ria - え、えええええ！？コメントありがとうございます、初めて頂きました……！！！ 実は長い間お恥ずかしながら受験で手をつけられず更新できなかったのですが、また再会しようかと……！！！！ 本当にコメントありがとうございます、励みになります！ (2021年4月29日 2時) (
レス) id: 092f049eaf (このIDを非表示/違反報告)
希望 - はじめまして！希望です！ダークファンタジーという素敵な雰囲気もあってとても良かったです！面白かったです！ (2021年2月6日 21時) (携帯から) (レス) id: ca4204c2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ria | 作成日時：2021年1月31日 21時
