体育祭 ページ10
「A…！！」
目を開けると響香の顔がドアップだった。
「わっ、びっくりした…」
起き上がって目を擦る。
響香の顔をよく見ると半泣きだった。
「響香？」
「急に倒れるからびっくりしたじゃん」
「耳郎さんとても心配してましたのよ…もちろん私も心配しましたわ」
「八百万さん…」
そっか、そう言えば…常闇くんの驚いた顔見たあたりから記憶がない。
「キャパオーバーだよ」
リカバリーガールがゆっくりとこっちへ歩いてきた。
私たちにペッツを渡しながら話をする。
「無茶しすぎさね、アンタ自分の限界も分からずに使った事ない力を使ったんだろう」
あの時、目の前のことに必死だった。
ここからどうすれば…って後先考えず飛び込んだ。
「…あの時さ、Aが狼に見えた」
「どういうこと？」
響香の言葉に首を傾げた。
私が…狼に？
「妖精が姿を変えて人間を驚かすなんておとぎ話はよくある…そういう力かもね」
リカバリーガールにそう言われて自分の体を見た。
人間だ、普通の。
「とりあえず、元気なら戻りな…そろそろ決勝が始まる頃だよ」
「決勝…はい、ありがとうございました」
ベットから降りて一瞬フラついたのを八百万さんが支えてくれた。
お礼を言って歩き出す。
リカバリーガール、すごいなあ。
「…って、もう決勝なの？」
「飯田と轟で轟が勝って常闇と爆豪で…爆豪が勝ったらしい」
響香の持つスマホには三奈とのトークが。
轟くんと爆豪くんの試合か…
「あーー、気絶してたのもったいない…」
「仕方ない事ですわ」
「だね」
話しながら歩いてると到着。
こそっと後ろの方に座った。
「あー！！A！！大丈夫！？」
「Aちゃん！おかえり！」
こそっと座った意味…
三奈と透ちゃんにバレてみんなに見られた。
「お騒がせしました…大丈夫です」
そんな事より決勝だよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 374人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちらす(プロフ) - ＿＿＿＿＿＿＿＿＿さん» 返信遅くなりすみません（ ; ; ）盃兄弟がお兄ちゃん弟であってほしい作者の願望です(^^)♪ (10月13日 0時) (
レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ - エースでツイ◯テ思い出してサボでワンピースｷﾀｰｰｰｰって思ったらルフィきて声出たわ (9月5日 20時) (レス) @page42 id: 1906228508 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - クロイルカさん» コメントありがとうございます(笑)ちょくちょく出てきますのでお見逃しなく！！(笑) (2022年9月22日 23時) (レス) id: 53dd0f4430 (このIDを非表示/違反報告)
クロイルカ - WWWWWWWWWWWWWワンピースきたWWWWWWWWWWWWW (2022年9月2日 16時) (レス) @page42 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 幼稚園児ですさん» ありがとうございます！がんばります(^^) (2022年6月2日 12時) (レス) id: 74712a5aea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらす
| 作成日時：2021年12月12日 1時
