体育祭 ページ42
「その場限りの優位に執着したって仕方ないだろう？」
めちゃくちゃ煽るじゃん。
誰だ…B組…？
チラッと騎馬の下を見ると知った顔。
「回原くんと円場くん…」
「え？なに知り合い？」
瀬呂くんの言葉に頷いた。
ふたりがいるって事はやっぱB組？
「ヘドロ事件の被害者！今度参考に聞かせてよ
年に一度敵に襲われる気持ちってのをさ」
「や、やば…爆豪くん落ちつ…」
「切島…予定変更だ」
あ、無理だ。
そしてこの人と爆豪くんの相性は最悪。
「デクの前にこいつら全員殺そう…！！」
ガラ悪っ！！！
爆豪くん怒りで震えてるよコレ…
「おんま煽んなよ物間！
同じ土俵だぞそれ」
オレンジ髪の綺麗なお姉様がそう言った。
え、美人…じゃなくて。
「ああそうだねヒーローらしくないし…
よく聞くもんね
恨みを買ってしまったヒーローが敵に仕返しされるって話」
物間くん…だっけ。
煽りスキル100じゃん。
って言うかすでに敵っぽい。
「おっおっおおォォ…」
「鳴き声…」
「爆豪落ち着け冷静になんねえとP取り返せねえぞ！！」
「おォオオ…」
不安でしかない爆豪くんの鳴き声。
小さな爆発音が聞こえた。
「っし進め切島…！！
俺は今…すこぶる冷静だ…！！！」
「頼むぞマジで」
いやたぶん嘘だよそれ。
不安になってまた切島の手を握り直した。
「へえ！すごい！良い個性だね！」
物間くんが爆豪くんに触れた。
今の爆破…爆豪くんじゃないよね？
「俺の…！」
「爆豪おめーもダダ被りか！！」
「くそが！！！」
爆豪くんが物間くんに降り掛かったと同時に爆発する。
今度は爆豪くんの…
「僕の方が良いけどさ」
「んなああー！俺の！？また被っ…」
「違えこいつ…コピーしやがった」
コピー？？
なにそれめちゃくちゃ強くない？
爆豪くんの爆破も切島の硬化も使えるって…
「正解！まぁバカでもわかるよね」
攻防完璧じゃん。
勝てるの、これ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 597人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらす
| 作成日時：2021年11月13日 1時
