脇役女子が主人公 (ページ22)

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委員長ページ22

「またね、回原くん」

「おう」

少し話した後、友達を探しに行くとの事で分かれた。
回原くんイケメン…顔面ドタイプ。

「もう他のクラスに友達出来たんだな！」

「回原くんが助けてくれて…ヒーローみたいだった」

響香たちに連絡すれば良かった事に後から気付いた。
こんな人混みだからご飯は別で食べようって言っておいた。

なので切島と電気と食べた。

「ごちそうさま」

「教室戻るか」

「まじで人やばかったよな…雄英怖」

教室に戻りながらさっきの話をしてると前を歩く見覚えのある後ろ姿。

「回原くん」

その背中をツンツンすると振り返った。

「A」

「え？なに回原の彼女？」

ずいっと顔を近づけてきた目がまん丸の人。
びっくりして一歩下がると切島にぶつかった。

「俺、切島！よろしくな」

突然、自己紹介する切島。
回原くんと…もうひとりは円場くん。
流れで電気も自己紹介してた。

「Aのこと助けてくれてありがとな」

「なんで切島がお礼言うの…」

「クラスメイトだから当たり前だろ！」

当たり前なの？？
教室までの道を一緒に歩きながら話をした。

「妖花は彼氏とかいんの？」

「いないよ？」

そう言うとニヤニヤする円場くん。
回原くんが呆れたようにため息をついてた。

他愛もない話をしてるといつの間にか教室前。

「じゃあまたね」

「おう、連絡する」

「うん！」

「じゃあな！」

回原くんたちと今度こそ分かれて教室へ。
5限目は委員決め。

「委員長はやっぱり飯田くんがいいと…思います！」

デクがそんな事を言い出した。

「あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ
僕は…飯田くんがやるのが正しいと思うよ」

「あ！良いんじゃね！！飯田食堂で超活躍してたし！！緑谷でも別にいいけどさ！」

「非常口の標識みてえになってたよな」

たしかにあの時の飯田くんはかっこよかった。
と言う事で委員長は変わり、飯田くんへ。

前に立つ飯田くんを見てると目があった。
口パクで「おめでとう」と伝えると微笑んでた。