入学 ページ6
「1-A…これ？？」
でっか、ドアでっか！！
ドアのデカさに驚きながら中に入る。
張り切って早く来ちゃったな…
中にいる数人と謎に気まずくなりながら適当な場所に座った。
「ねえ」
ポンと肩に置かれた手。
振り返ると耳が特徴的な女子がいた。
「ウチ、耳郎響香。よろしく」
「…！…妖花Aです、よろしくね」
は、話しかけられた…！！
ドキドキしながら自己紹介。
「Aね、おっけー」
響香の他にも色んな人と自己紹介をした。
ドキドキの高校生活初日。
少し人見知りな私だけど響香のおかげで色んな人と話せた。泣きそう。
「机に足をかけるな！」
響香や八百万さんと話してると騒がしい声が聞こえた。
「てめーどこ中だよ端役が！」
あ、あの人。
受験の時にプレゼントマイクに物申してたメガネの…
「飯田天哉だ」
「聡明〜〜〜！？
クソエリートじゃねえかブッ殺し甲斐がありそうだな」
「君酷いな本当にヒーロー志望か！？」
もうひとりは知らない。
でも怖そうだし関わらないが一番。
そんな2人の言い合いは続くかと思ったけど誰かが教室を開いて止まった。
緑のボサボサの人。
「ヒーロー志望っぽくない奴いるね」
「言ってる事が低俗ですわ」
確かに。
とりあえずあのツンツン頭とは関わらないようにしようと心に誓った。
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」
低い声が聞こえてさっきまでワイワイしてたドア付近が静かになった。
ちらっとそっちを見る。
「ここはヒーロー科だぞ」
なんか、いる…！！
黄色の寝袋に入った小汚い人。
誰あれ。不審者？
「ハイ静かになるまで8秒かかりました。
時間は有限君たちは合理性に欠くね」
先生がよく言うセリフ。
もしかしてこの人先生なの？
「…てことはこの人もプロヒーロー…？」
モサモサ頭の彼がそんな事を呟いた。
見た事ないけど…
「担任の相澤消太だよろしくね」
担任！？
この人が…正直不安でしかない。
ゴソゴソと寝袋の中を漁る担任を見て不安になった。
「早速だが
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 597人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらす
| 作成日時：2021年11月13日 1時
