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家入「人形って呪骸のこと?担任にAのこと話したの?」




五条「んや、パクッた。呪力のコントロールってあれが一番手っ取り早いだろ」




夏油「パクるなよ…。まあいい。Aはどうだ?コントロールできてるか?」




五条「できてる。だからガンガン応用力つけていこう。地力ってのは自然の力を借りてるわけだから、能力に上限がない。これはかなり強い」





先生が先日持ってきた可笑しな人形を抱きながら、つまらないビデオの山を見なければならない『修行』は正直辛かったので、呪力のコントロールができているという評価を受けてホッとした。




しかし、先生は「フフン」と不敵な笑みをした後、恐ろしい事を口走る。





五条「3級くらいはそろそろ祓わせてみてもいいかなと」




「…えっ」




3級って、呪霊の話…だよね。



3か月前に目の前で両親を殺した特級呪霊を思い出し、思わず身震いしてしまう。





家入「…まぁ、いいんじゃない?今の力を見れば3級くらいなら祓えそう。ただAの精神状態が心配」




五条「精神状態なんて気にしてたら呪術師できねーよ」




「……確かに、そうですね」





私には先生への測り知れない恩がある。


それを返していくためには、呪術師として大成すること以外にはない。





夏油「無理することはないと思うが…まあ、悟がついていくんだろ?」




五条「イヤ?なんのためにお前ら呼んだと思ってんだよ」




家入「は?五条行かねーの?」




五条「うん、俺はこれからデート♡」




夏油「は?」




家入「は?」




「………え?」






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作者名:佐々 | 作成日時:2021年1月20日 13時

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