うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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安「いえ、蘭さん達以外にお客様は居ないので大丈夫ですよ。
それより、ひょっとしてバイオリニストの工藤Aさんですか？」

『はい。工藤Aは私ですよ』

安「やはりそうでしたか。
僕はここでバイトしている、安室透と申します。
実は僕、貴方のファンなんです。前回の東都公演も拝見しまして、本当に感銘を受けました。
ですから、是非うちのケーキを食べて頂きたくって。
勿論、僕からのサービスです
蘭さん達もどうぞ、コナン君もね。

それと、僕名探偵の毛利小五郎さんの弟子をしておりまして、何かお困りの際にはぜひご相談くださいね」


口に人差し指をあて、コテンと小首を傾ける
……しかもウィンク付き。

こんなのできる男子いる？
いないよね？
無意識なの？
わざとなの？

あざとい…


あざとすぎる
…恐るべし安室透さん


『でも、良いんですか？申し訳ないです』

安「えぇ、構いませんよ。
Aさんに、是非とも食べて頂きたいんです」


コトリ


目の前に置かれたケーキ達に蘭ちゃん、園子ちゃんから歓声があがった。
ご丁寧にコーヒーまで添えられている。


園「ありがとうございまぁーすっ」

蘭「私達まですみません」

コ「わぁーい。安室さんありがとー(棒
(姉さんに取り入ろうなんざさせねーよ。バーボン)」

梓「もぅ！安室さんだけズルいじゃないですか！！！」


安室さんの陰からひょっこり表れたのは一番最初に対応してくれた店員さん


名前は確か…
安「あ…梓さん？！」


そう、梓さん。
黒髪に可愛い笑顔が特徴的な美人さん。


梓「あの、私もAさんの大ファンです！！！
Aさんが出てる雑誌毎回買ってて、本当に大好きです！」


顔を赤くして一生懸命話す梓さん
かわいい。
素直に嬉しい。

でも…
モデルは本業じゃないのよね


『ふふ、ありがとうございます。梓さん。
そんなに一生懸命言われると、なんだか此方も照れてしまいますね。
これからも応援、宜しくお願いします』



ガラガラガラガラ

→全員の超えてはいけない壁が崩壊した音



園、蘭、梓「きゃーー///！！！！」

園「Aさん、ヤバカワ//！！」

蘭「ホント、ホント///！！」

梓「一生ファンでいます///！！」

コ「(あははは…姉さんは相変わらずだな；)」



み…みんな急にどうしたの？








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