うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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…で？誰が誰の婚約者だって？


安室さん(怒









安「あれ。驚き過ぎて声もでないのかい？」





んなわけあるかぁぁぁぁぁぁああ！！！！






安「すみませんが、彼女と二人きりにして頂けますか？」

『っえ？！』


ちょっと！勝手に決めないでっ


「はい、勿論です！ごゆっくりどうぞ」


私の意見くらい聞いてっ！！！！
お願い二人きりにしないでぇーっ！！
お姉さあぁーぁあん！！！！！



パタン




扉の音がひどく冷たく響いた



あぁ…



ひ、酷いよお姉さん。
確かに安室さんがイケメンだからって
言ってる事鵜呑みにしなくてもいいじゃん

それに見えたからね
お姉さんが去り際にウィンクしたの見えたからね！
ごゆっくりなんて出来ないんだからね！！！



絶望に打ちひしがれている私とは対象的に涼しい顔の安室さん。

　



黒のスーツ
グレーのベスト
細身の黒いタイ

いつもサラリと下ろされている髪は
片側だけ撫で付けるようにセットされている




フォーマルな装いをサラリと着こなすあたりは流石で、先程の女性が頬を染めるのにも頷ける。





悔しいけど、一言でいうと格好良い

悔しいから絶対に言わないけど。







『あ、安室さん、どうして此方に？』

安「あれ？忘れちゃったんですか？
園子さんに声をかけられたんですよ」

『そっちじゃないです！
なんでこの部屋に…
というか、なんであんな嘘っ！』

安「嘘？
…あぁ、演奏前にどうしてもAさんにお会いしたかったんです。

それに、本当に婚約してしまえば嘘にはなりませんよ(ニコッ」



本当にブレないわよね



事情を知らなければ純粋にキャーキャーできるでしょうけど…

生憎私には無理

この人がどうしてこんなに私を気にかけるのか…
全く理解出来ない。


大方、新ちゃんや赤井さんの情報が欲しいだけなんでしょうけど…

必要以上に近づくことも、かといって新ちゃんが関わっているともなると邪険にもできない


『そういう問題じゃありません』

安「安心して下さい。会場までは僕がエスコートしますよ」


もはや話がぶっ飛び過ぎてついていけない。
この人本当に何したいのかな？


安「あれ、もしかして不審がられてます？」

『はい、出会った当初からずっと』

安「はははっ、酷いなぁ。
前も言いましたけど、誰それ構わず言いませんよ」






余計たち悪いわっ








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