うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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今日はモデルのお仕事
ファッション雑誌の撮影



モデルの中には、全部自分でやっちゃう人もいるけど、私はお化粧もヘアセットもプロにお任せする。






私の本業は、バイオリニストだし。






私の容姿は基本的にママ似
黒いストレートの髪質はパパ譲り





小さな頃から周りの大人に「可愛い」と言われて育った。
「お母さんにそっくりだね」って。





幼い私にとってそれは自慢だった。
今だって、勿論そう。




この容姿はママのおかげ






ポーズをとるたびにフラッシュに包まれる。

カメラマンや周りでみているスタッフから感嘆の声が上がる。




「可愛い」

「綺麗」

「素敵」




いつからだろう…

素直に喜べなくなったのは…









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はぁー疲れた。






疲れたのは……





……やめよ

考えるの



考えたくない

いや、そもそもこんなこと考えるべきじゃない





嫌いじゃない、憎んでない

大好きだし、むしろ愛してる

感謝しかない






ぼーっと歩いて、気がついたらポアロの目の前だった。


正直、どうやってここまで来たか記憶が定かじゃない


一人で入ったら、また新ちゃんから小言を言われそうだけど…









カラン、コロン








今日くらい大目に見てほしいかな




安「いらっしゃいませ、Aさん」

『こんにちは。安室さん
アイスカフェラテお願いします』

安「かしこまりました」

『あれ？今日は梓さんお休みですか？』

安「えぇ、何か大事な用事だとか。

お待たせしました、アイスカフェラテです。
それよりも…なんだか今日は雰囲気が違いますね」

『今日は雑誌の撮影があって;』

安「あぁ道理で。輝いていらっしゃるわけだ。
…でも安心しました」

『安心？？』

安「いつにも増してお美しいので、もしや良い人でも出来たのかと……
杞憂だった様で安心しました」


この人本当にブレないわね;


『安室さん…いつか女性に刺されますよ？』

安「あれ;また冗談だと思ってます？
誰それ構わず言う訳じゃありませんよ」

『どうだか。安室さん選り取り見取りそうじゃないですか』

安「嫉妬してくれてるんですか？嬉しいですね」

『違いますよ。
…というか、嬉しいですか？』

安「意中の方からの嫉妬はね。
それって、僕の事を気に掛けてくれている証拠じゃないですか。

この前も言ったとおり、一番の最悪なのは無関心だと思いますよ」









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