最年少な最年長3【すとぷり】【男主】

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『まず、俺のお母さんは次の3月に日本に帰ってきます』



『理由としては、兄弟の中から跡継ぎを探すため。』



『…それに俺がならなくちゃいけないの』



俺はポロポロとこぼれる涙を抑えて話を続ける。


『兄と姉は有名なところで働いているから無理で弟と妹は成人してないからダメなんだ』



『だから…俺が、俺が跡継ぎをするの』



『でも、お母さんは俺のことが嫌い』


『だから、弟が成人するまでの少しの間俺はネットから離れるつもりです』



『…そして、俺はネットに帰ってくるつもりはありません』



な「…嘘、でしょ…」




莉犬「やだ、やだよ…ｯｯ」



る「一緒に頑張ろうって言ったじゃないですか…」



ジェル「冗談きついで…？」


こ「やだ…やだ…ｯ」



さ「うそだよな、？」



すとぷりメンバーにも伝えてなかったから明らかに動揺するすとぷりメンバー。




『…ごめん、』


俺はすとぷりメンバーに頭を下げた。



そして、ちらっとリスナーさんを見ると泣いている子が目立った。




『…ごめん、ごめんね…ｯｯ』




『…ずっと一緒に頑張るって言ったのに…！』




俺がそう言って頭を下げると、頑張れ、と声が聞こえた。




リスナーさんの方を見ると、白のペンライトを沢山振ってくれる子が。




『…ごめんね、本当にごめんね…ｯｯ』





な「…俺はすとぷりからAくんの名前が消えるのはやだよ…ｯｯ」




なーくんは俺のことを強く抱き締めて泣いた。




『…ほんとはｯｯ…俺もやだ…ｯ』




俺はなーくんを強く抱きしめ返して泣いた。





気づけば、すとぷりメンバー全員が俺のことを抱きしめていた。





『うぅ…みんなと…ｯｯ…ずっと一緒がいいよ…ｯ』




な「…この先ずっと一緒にいるためにはずっと一緒にいちゃダメなんだよ」





な「…でも、俺たちは必ずAくんのところに帰るし、Aくんも必ず俺たちの元に帰ってきて欲しい」




『うん…ｯｯ』




なーくんにかけられた言葉で俺はまた泣き出す。






こ「…Aくんの居場所はここにあるから…ｯｯ」




『ありがとう…ｯｯ』





『…ライブに来れていないリスナーさんには俺から言うからツイート禁止です』





おかえりらぶとStrawberryprinceForeverを歌った。





こうして長かったドーム公演も幕を閉じた＿＿。
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はっきりと[完]

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