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「…舘さん。」
「あ、あれ？ラウール、この話の否定はしないの？」
宮舘はぽかんとした表情で見つめた。
「…答えは後でいいですか？これは僕の過去の話に関わるんです。過去の話は、みんなの前で話したいです。」
「…分かった。これはマフィアのボスから聞いたんだ。でも、俺はラウールを信じてるよ。みんな、ラウールの事、好きだから。俺も…ラウールを大切に想ってるから…。」
「ありがとう、舘さん。」
ラウールは目を潤ませ、泣きそうな顔で宮舘に感謝の思いを伝える。
すると、
「涼太！」
と渡辺の声が聞こえた。
ラウールは「翔太くんっ」と嬉しそうに名前を呼ぶが、
「…バレた。」
宮舘は分かりやすく慌てる。
しかし、時すでに遅し。
「えっ！？バレたって、どういう事ですか？」
「俺、いい大人なんだけど…あの件以降…翔太に無断で外に出るなって言われてるから…不自由極まりないんだけど…GPSってどうすればいいんだ…。」
「翔太くん、過保護ですね。」
「俺が守っているつもりだったんだけど…立場が逆転しちゃった…。」
宮舘は気まずそうに小さな声で呟く。
「ラウールが一緒だったからまだマシだったけど…」と言いながら宮舘に迫る渡辺。
「勝手に外に出るなって俺が注意したじゃん。休養の期間とは言ってるけど、ほぼほぼ扱いは謹慎と一緒なんだからね。」
「…それ、ふっかにも言われた。」
「舘さんに注意とかするんですね。」
「警察に関わるからね。正義感はメンバーの中で誰よりもあるんだろうね。」
「涼太、感心してる場合じゃないから。とにかく、Snow Man に帰ろう。ラウールも大丈夫？」
「はい。」
3人でBar Snow Manへ。
扉を開けるとバーカウンターで出来もしないのに、バーテンダーを気取って、カクテルを作るシェイカーを何度も振っている佐久間とそれに合わせてノリノリな向井のおふざけの光景が広がっていた。
「丁度いい所に帰って来たね。」
呆れながら佐久間と向井のおふざけを見守っていた阿部が立ち尽くす3人を見て言う。
「俺らからしたら最悪だよ。」
「ダテー！」
「…こ、康二…暑苦しいよ。俺はあくまで…付き添いだから。終わったら帰るよ。」
「めめ、ダテがドライなんやけど！」
「舘さんが元気そうで良かったです。」
「何やスルーして！」
「…ふふっ、ふっかと照は？」
「今日は非番だよ。」
阿部が宮舘の疑問に答える。
「…呼ばないといけないね。」
宮舘はラウールにそう言うと頷いた。
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赤雪(プロフ) - ぴょんさん» ぴょんさん、コメントありがとうございます！その言葉が励みになります！ダークなスノをこれからもお楽しみ下さいませ！ (2020年1月1日 21時) (
レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ドラマ化して欲しいくらいです！！！笑更新大変だと思いますが頑張って下さい！ (2020年1月1日 18時) (レス) id: dd2c5f7863 (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - ショナモンさん» ショナモンさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けて光栄です！自分のペースになってしまいますが、なるべく早く更新できるように頑張りますので、これからも宜しくお願いします！！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
ショナモン - はじめまして！コメント失礼します、このお話すごくおもしろくて好きです！一気読みしちゃいました。これからも更新楽しみにしてます！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: 59745c2bc4 (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！！ぴょんさんの言う通り、次はめめこじをピックアップしますので、続きをお待ち下さいませ！これからも作品を宜しくお願いします！！ (2019年12月21日 17時) (レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤雪
| 作成日時：2019年12月16日 21時
