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翌日。
深澤と岩本に見送られて
何不自由ない高校生活を送る。
ラウールは授業を終え、1人で帰る。
すると、校門の前に女子高校生が群がっている。ラウールは何だろうと疑問に思った。
その人だかりの真ん中にラウールからしたら珍しい人物が居た。
「ラ、ラウール…助けて。俺、こういうの…どうすればいいか、わ、分からない。」
「あ、あのっ、ラウール君の知り合いなんですか！」
「イケメンの友人はやっぱり、イケメンなんですね！」
「ラウール君と並ぶと目の保養ですっ！」
「い、いや…知り合いっていうか…そ、そんな…褒められても…。」
「みんな、もういい？僕とこの人、用事があるんで…。行きましょ、舘さん。」
宮舘はどうしたら切り抜けられるのか、分からなくなっていてラウールが何とかその場を鎮めた。
「それにしても、舘さん、どうしたの、珍しいね。僕の通う高校に来たの、初めてでしょ？」
ラウールが興味津々に尋ねる。
その隣でパーカーすら優雅に着こなす宮舘が戸惑いながら、返事をする。
「…うん。そう。」
普段はあまり口数の多い方ではない宮舘が話しかけに、しかも、学校の前に立って待っているなんてラウールからしたら珍しいにも程がある。だから、妙にテンションが上がっている。
「舘さん、僕に何か用があるんですか？Barでは言えない感じですか？」
「…うん。みんなの前だと…何か…違う。」
「そうなんですね。何かそわそわしちゃいますね！」
「…俺はラウールと2人きりで話がしたかった…。ただ、学校の前はもう止めるね…騒ぎになるのは…お互いに良くないし…。そこの公園のベンチでいいから少し時間…ほしい。俺も…そわそわしてる。」
「舘さんと2人きりなんて…これを知ったら翔太くんが嫉妬しちゃいますよ？」
「うーん…嫉妬はよく分からないけど…翔太は優しいから…大丈夫。」
宮舘と共に人の居ない公園のベンチへ。少し考え込む仕草をして「俺は阿部と違って考えて話すのは無理だ」と呟く。ラウールは隣で首を傾げる。
「ねぇ…ラウールは俺らの味方？」
「そうですよ。ふっかさんや照くんに育てられた恩がありますから。」
「……そっか。」
「どうしたんですか、そんな事、いきなり聞くなんて…。」
「ラウール、この際、はっきり言わせてもらうけど…マフィアと繋がりがあるなら、断ち切ってほしい。みんなに知られる前に…。」
宮舘の視線がラウールに突き刺さった。
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赤雪(プロフ) - ぴょんさん» ぴょんさん、コメントありがとうございます！その言葉が励みになります！ダークなスノをこれからもお楽しみ下さいませ！ (2020年1月1日 21時) (
レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ドラマ化して欲しいくらいです！！！笑更新大変だと思いますが頑張って下さい！ (2020年1月1日 18時) (レス) id: dd2c5f7863 (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - ショナモンさん» ショナモンさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けて光栄です！自分のペースになってしまいますが、なるべく早く更新できるように頑張りますので、これからも宜しくお願いします！！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
ショナモン - はじめまして！コメント失礼します、このお話すごくおもしろくて好きです！一気読みしちゃいました。これからも更新楽しみにしてます！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: 59745c2bc4 (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！！ぴょんさんの言う通り、次はめめこじをピックアップしますので、続きをお待ち下さいませ！これからも作品を宜しくお願いします！！ (2019年12月21日 17時) (レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤雪
| 作成日時：2019年12月16日 21時
