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side Ryota
「…康二が残ってくれたの、嬉しかったな。」
てっきり、翔太だけかと思った。
康二は目黒を想っているから…。
でも、目が覚めたらそこに居た。
感情はよく分からないけど、何だろう…すぐに思い浮かんだのは、嬉しいという感情だった。
「ダテ、何か隠してんとちゃう？みんなの前で言えへん事があるんやろ？」
「そうなの？」
翔太も聞いてくるんだね。
今までは俺が言った事を全て受け止めるだけで隠せば、踏み込んで来なかったのに…ズルいな。
「…あるけど、言えない。」
「どうして、涼太。」
「それを言ってしまったら…終わる気がする。」
秘密は墓場まで持って行くって言うよ？
それを話してしまったら傷付く人が居る。
それなら、俺は話さない。
俺の心の中に閉まっておくだけで留まるなら、俺は隠すよ。
「終わるって…Snow Manが？」
俺は翔太の問いかけに頷く。
本当は頷きたくもないんだけどね…。
翔太は大切だし、出来る限り、翔太の願いは叶えてやりたいから…。
「そんな事を涼太が知ってんの？」
「…俺、よく分からないんだけど…マフィアのボスに気に入られていたようだから…スカウトされかけた。でも、俺の居場所は、Snow Man しかないって思ってるから…こうして、今はしがみ付く事しか出来ないけど…とにかく、俺にはそこしかないから…断った。断ったから…襲われた。」
「なるほど…ダテ、気に入られていたんやな。」
「確かに涼太は戦闘能力も高いし、何でもすぐに出来ちゃうタイプだから使えるって思われるのは間違いないけど。」
「俺、倒した…全員。ついでに気になっていたから聞いてみた。誰から情報を手に入れたのかって…そしたら、聞かない方が良かった…無知の方が…幸せ。」
学ぶ事は大切だけど…知らない方が良い事もある。俺はどうすればいいのか、分からない…でも…真相が知りたいという気持ちもある。
「ダテは聞いたんやな。」
「…うん。でも、教えたくない。自分1人で確かめる。」
康二は優しいね。
ボディータッチが多くて、今までのメンバーとは違うなって思っていたけど…そこがまた新しくていいのかもね…それに康二が居ると空間がもっと明るくなる気がする…だから、欠かせない存在…。
「…ほんまはダテ1人に任せたくないけど、ダテの目を見てたら、何も言えへんわ。協力できる事があったら俺に言ってな。」
「……ありがとう。」
身体を回復させて、俺の処遇を聞いて、そして、動こう。
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赤雪(プロフ) - ぴょんさん» ぴょんさん、コメントありがとうございます！その言葉が励みになります！ダークなスノをこれからもお楽しみ下さいませ！ (2020年1月1日 21時) (
レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ドラマ化して欲しいくらいです！！！笑更新大変だと思いますが頑張って下さい！ (2020年1月1日 18時) (レス) id: dd2c5f7863 (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - ショナモンさん» ショナモンさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けて光栄です！自分のペースになってしまいますが、なるべく早く更新できるように頑張りますので、これからも宜しくお願いします！！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
ショナモン - はじめまして！コメント失礼します、このお話すごくおもしろくて好きです！一気読みしちゃいました。これからも更新楽しみにしてます！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: 59745c2bc4 (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！！ぴょんさんの言う通り、次はめめこじをピックアップしますので、続きをお待ち下さいませ！これからも作品を宜しくお願いします！！ (2019年12月21日 17時) (レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤雪
| 作成日時：2019年12月16日 21時
