black ページ20
「めめきゅん♡」
目黒に抱きつく向井。
真っ直ぐで純粋な愛を捧ぐ向井に対し、されるがままの目黒。
「めめ〜！」
「どうした、ラウール？」
2人に挟まれて抱きつかれる目黒であるが、何でもなさそうな顔をしている。
「学校でさぁ〜って、めめ、聞いてる〜？」
「聞いてるよ、ラウール。」
「めめはよく分からへんよねー。何、考えてるか。」
「そうなんですよ。めめ、ミステリアス。」
目黒はぽかんとしている。
その様子を見て向井とラウールは「…可愛い」と呟いていた。
「佐久間くんとダテはああ言ってたけど、めめはどう思う？」
「俺は…信じるよ…Snow Manを。新参者ではあるけど、それでも良い人たちだし…。」
目黒は優しい表情で語る。
裏表の無い綺麗な表情。
綺麗過ぎて浮世離れしていると2人は思った。
「珍しいね、目黒がそんな風に語るの。」
「…阿部くん。」
「俺、似合わないっすか？」
「いや、そう思っているんだと思って嬉しいよ。あまり積極的に語るタイプじゃないし、どちらかと言えば、舘さんみたいにクール系だから。」
「…そうなんすかね。」
目黒は「なるほど」と感心していた。
自分では気付かない点を指摘されたのが驚きだったのだろう。
「めめ、自分の事を言われ慣れてないんやなー。」
「…ま、まあね。」
「めめは何でSnow Manに入ったの？」
「深澤くんに誘われただけっす。」
「ほんまに？」
「単純ですよ、俺。」
「にわかに信じがたいんですけど。」
「そんなに言うなら深澤くんに聞いてみて下さいよ。俺、嘘はついてませんから。」
目黒ははっきり言う。
そんな目黒に向井とラウールは圧倒されると同時にハッとして思い出したかのように3人に話す。
「その時に舘さんに言われたんすよ…似てるって。」
「似てる？めめとダテが？」
「何ですかそれ。初めて聞きました。」
「確かその発言で当時から舘さんにべったりな翔太くんに凄い剣幕で睨まれたんすよねー。どうして似てるかは知らないんすけど、とにかく、舘さんと初めて会話したのがその時なんですよ。」
「あの舘さんがそんな話を…ますます、目黒の事が気になるよ。」
「阿部くん、俺、何も無いですからね。掘っても何も出てきませんよ？」
「ほんまにー？何かあるんちゃう？俺らの共通点。ふっかさんやって考え無しに集めたんちゃうやろ？」
「それはそうかもしれないけど…。」
向井の鋭い指摘に目黒は目を逸らす。
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赤雪(プロフ) - ぴょんさん» ぴょんさん、コメントありがとうございます！その言葉が励みになります！ダークなスノをこれからもお楽しみ下さいませ！ (2020年1月1日 21時) (
レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ドラマ化して欲しいくらいです！！！笑更新大変だと思いますが頑張って下さい！ (2020年1月1日 18時) (レス) id: dd2c5f7863 (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - ショナモンさん» ショナモンさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けて光栄です！自分のペースになってしまいますが、なるべく早く更新できるように頑張りますので、これからも宜しくお願いします！！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
ショナモン - はじめまして！コメント失礼します、このお話すごくおもしろくて好きです！一気読みしちゃいました。これからも更新楽しみにしてます！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: 59745c2bc4 (このIDを非表示/違反報告)
赤雪(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！！ぴょんさんの言う通り、次はめめこじをピックアップしますので、続きをお待ち下さいませ！これからも作品を宜しくお願いします！！ (2019年12月21日 17時) (レス) id: 0a305638c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤雪
| 作成日時：2019年12月16日 21時
