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「いっ……嫌っ……！」
誰も助けに来てくれないから、自力で逃げるしかないよ。
ドン、と佐々木君の胸板を押して、よろけた隙に教室を飛び出した。
走りながら後ろを確認して佐々木君がいないのが分かったけど、怖くて走る速さを緩めることができなかった。
今止まったら、佐々木君が来るような気がして。
ドン、、
「うわっ ごめんなさいっ」
廊下を全速力で走ったら、人にぶつかった。
そりゃそうよね。
安「あれAちゃん、先生に呼び出されてなかった？」
安田君……
安心からか、視界がぼやけてく
でもここで泣くのは恥ずかしい。
安「…………何があったん？話、聞くで」
安田君に抱きしめられて、優しい声が降ってきて
私は、教室であったことを話した。
安「あぁ ノートの人、佐々木やったんか…無理矢理キスはアカンよな」
そう言った時にはもう、私の背中に回されていた手は離されていた。
…………なんか、悲しい
安「もう教室に行きたないよなぁ？」
うん。まだ佐々木君いるかもだし
安「…ほなら俺が代わりにしとくから、Aちゃん 帰りぃ」
「あのっ……部活……は…？」
安「Aちゃんの為やし。気いつけて帰り！」
似たような言葉を佐々木君にも言われたけど、安田君に言われた方が嬉しかった。
やっぱりこれが、好きってことなんだ。
「…うん ありがとうっ」
安「ん。」
敬語直ったなぁ、って嬉しそうに呟く安田君に、手を振って。
生徒玄関を押した。
倉「あ、A 今帰るん？」
「え、うん」
倉「一緒に帰ろ！」
「あ、大倉って帰宅部だっけ」
倉「そやでー さっ、帰ろっ」
何で大倉、こんなに嬉しそうなんだろ
いつもよりメチャクチャ口数多いよね。
なんか、空元気って感じがしてる。
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((ヤスと抱き合っとった…))
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空てん - オレンジ寄り虹色さん» なんか…題名でオチが分かっちゃってるんですけどね汗 これからヤス君に活躍してもらいますよ(⊃`∀´)⊃ (2020年3月22日 17時) (
レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ寄り虹色 - 大倉君が健気で萌えます！やすくんも期待させるようなことするし・・・。空てんさんの作品大好きです！これからも応援してます、頑張ってください( *´艸｀) (2020年3月22日 11時) (レス) id: 83bceea410 (このIDを非表示/違反報告)
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