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恋涙 37 ページ37




「んんんっ・・!!」


ピッタリと唇を合わせて、強く押し付ける。
苦しそうに隙間が空いた所で、強引に舌をねじ込んだ。

廉の唇全体を覆うように口を開けて舌を深く潜り込ませる。
中で縮こまっている廉の舌に自分のそれを添わせて、少しずつ誘い出していく。


「んっ・・はっ・・んんっ・・」


性急なキスに苦しそうな声を上げているのがわかったが、
構っている余裕がない。



とにかく廉を、感じたかった。



舌を吸い上げるように引っ張り出したり、自分の舌を絡めてこねくり回したり、唇全体を舐め回したり。


思う存分、深い口付けを繰り返してようやく唇を離す。



「っ・・ハァっ・・ハァっ・・!」



ぐったりと力が抜けて肩で息を整える廉を、もう一度強く抱きしめる。



「廉っ!!好きだ。好きなんだ・・!!」

「紫耀・・・」




「ーーーもう一度、聞く。

お前が好きだった奴は・・・

俺だろ?」




頼むからそうだと言ってくれ、
という願いを込めて、
廉の肩口に顔を埋める。




訪れる、静寂。




どれくらいそうしていたか。

廉が微動だにしないので、
少し心配になってきた所でーーー。





「そうや」


「・・・!!」





ようやく聞けた、肯定の言葉。



思わず密着させていた身体を離して、廉の顔をまじまじと見つめる。



しかし、その表情はーーー


予想に反して、

全く色のないものだった。




「確かに俺は、ずっとお前に片想いしてた」


「廉・・」


「でも、それは過去の話や」


「っ・・!!」


「今は、お前を忘れて、大吾と前に進もうとしてる。邪魔せんといてや」



言いながら、
つつつ・・と廉の頰を涙が伝う。



「・・・じゃあ、その涙はなんなんだよ?」

「っこれは・・何でもないっ」

「ホントに、大吾を、選ぶのか?」



「そうや。俺はあいつを裏切らない」



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ありす(プロフ) - 鉄板ですね!妄想のお話は朝からマンションで待ち伏せしていた真紅さんと一緒にいくことになった漆黒さん(笑)真紅さんは気持ちをおさえきれず壁ドンをしてしまう内容でした(笑) (2018年12月1日 13時) (レス) id: 5fbe968aa4 (このIDを非表示/違反報告)
まつはま(プロフ) - ありすさん» 妄想一緒なの面白いですね(^^)やっぱり壁ドンは鉄板ですよね!移行後も宜しくお願いしますっ(^^)いつもありがとうございます!! (2018年12月1日 9時) (レス) id: 7f2fd8b40d (このIDを非表示/違反報告)
まつはま(プロフ) - あいさん» わざわざご報告して下さり、ありがとうございます(^^) (2018年12月1日 9時) (レス) id: 7f2fd8b40d (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 最新話読ませていだきました。46話の内容が半分私の中の妄想と一緒でびっくりしました!私のは楽屋の外で壁ドンでしたが(笑)海人くんぬバレてしまいましたね、でも全然平気な感じがまたすごいです!次は移行ですね。楽しみに更新待ってます!がんばって下さい! (2018年11月30日 15時) (レス) id: 5fbe968aa4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - すいませんっ!!間違えて、違反通知のところ押しちゃって…気分をが得すようなことをしてしまいほんとすいません (2018年11月28日 23時) (レス) id: 20d8e8453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつはま | 作成日時:2018年11月2日 12時

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