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ANNIVERSARY17 ページ17





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幸せだった日常を断ち切って、
紫耀に別れを告げたあの日から。




毎日胸が張り裂けるような想いに苦しめられて、
涙の止まらない日々を過ごしていた。




自分から逃げたくせに。

自分を守るために離れたくせに。




はっきり言って、後悔しまくっていた。




紫耀が隣に居ない日々は

まるで色彩を失ったかのように

色褪せていて。



楽しい事なんて何もない。



そして仕事で顔を合わせるたびに
幸せだった日々を思い出してしまい、
仕事にも集中できない。



後悔して後悔して、
どうしようもなくなった。



自分勝手なヒドイ別れ方をして、
紫耀をものすごく
傷つけてしまったのはわかっているのだが。




それでも謝って謝って、謝り倒して、

紫耀への気持ちを伝えて、

もう一度やり直して欲しいと
言おうと思った。






そんな矢先にーーー






撮影スタジオの裏で、
紫耀がヘアメイクの女性と2人きりで話をしている所に遭遇してしまった。

咄嗟に自動販売機の陰に隠れ、
気配を潜める。


盗み聞きするつもりは無かったのだが、
足がすくんで動けない。




「私、紫耀くんの事がずっと前から好きでした!///
付き合って下さい・・・!!!」

「ええよー、付き合お」

「ホント?!嬉しいっ!!!」


余程嬉しいのか、
感動してポロポロと涙を流す女性。




その小さな姿に紫耀が寄り添ってーー




2人はキスをした。









頭を鈍器で殴られたような
衝撃が走る。



2人は客観的に見て、
とってもお似合いだった。



・・・自分の出る幕なんて、
最初っから無かったんだ。



俺なんかが紫耀と付き合ってても、
媚び媚びホ モ野郎とか言われて、
ディスられるだけ。



カッコいい紫耀には、
可愛い女性がお似合いだ。


当たり前すぎる事実。


そんな当然な事に今まで気付かず、
幸せだと
舞い上がっていた自分に失望する。



自分なんかと付き合って、

紫耀が幸せな訳ないやん・・・。



動かない足を何とか引きずり、
2人に気付かれないよう
そっとその場を離れた。





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まつはま(プロフ) - れん。さん» ありがとうございます(^^) 楽しみにしていただけて光栄です、頑張ります! (2019年2月8日 22時) (レス) id: 7f2fd8b40d (このIDを非表示/違反報告)
れん。 - こちらこそお返事ありがとうございます。見れないのは残念ですが、次の作品も楽しみにしてます。これからも頑張ってください! (2019年2月4日 15時) (レス) id: 15d47c779b (このIDを非表示/違反報告)
まつはま(プロフ) - れん。さん» すみません忙しくて返信遅れました。番外編はR18フラグ有りの作品の為、こちらのR18フラグ無しの作品からはリンク貼れないんです。ご要望にお応え出来ず申し訳ありません。これからもフラグ無しの作品も書いていきますので、そちらを楽しんで頂けると幸いです。 (2019年2月3日 22時) (レス) id: 7f2fd8b40d (このIDを非表示/違反報告)
れん。 - もし宜しければANNIVERSARY番外編のリンクを貼っていただけませんか?ログインができないので… (2019年2月2日 2時) (レス) id: 15d47c779b (このIDを非表示/違反報告)
まつはま(プロフ) - ゆうさん» 良かったです(^^)応援していただきありがとうございます、これからも楽しんでいただけるよう頑張ります! (2019年1月30日 20時) (レス) id: 7f2fd8b40d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつはま | 作成日時:2019年1月21日 21時

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