敵襲撃 ページ8
今日も平和な島の上をふわふわ飛びながらたまに困ってる人に声をかける。
「おばあちゃん、どうしました？」
「どうしましょう…お財布を落としてしまって」
「一緒に探しますよ」
落とし物とか、場所案内とか…そんなのを続けてるともう夕方になった。
そろそろ事務所に戻ろうかなあ…
「…なにあれ」
呑気にふわふわ飛んで海岸へ近付くと何やら人がたくさん並んで歩いてた。
その近くで尾白くんが戦ってて…
「まさか…！！」
「妖花！」
「常闇くん…！」
慌てた様子で声をかけてきた常闇くん。
「敵だ！尾白が交戦中、障子たちが避難誘導。
俺は事務所に伝達に戻る！加勢頼む！」
「分かった！」
まさかこんなとこに敵が来るなんて…
尾白くんが戦う姿がはっきり見えた。
狼のような顔をした男が尾白くんに殴りかかる。
サポートアイテムのフルラージュを握りしめて形を変える。
"
一瞬、アイコンタクトをとった尾白くんが引いた瞬間敵の頭上から大きく振りかぶった。
「バレバレだぜ！！」
「うそ！？」
ガシッと掴まれた刃の部分。
でもフルラージュは自由自在に形・重さを変える。
敵を潰すように刃を大きく重くする。
「潰れちゃえ！」
グッと抑えたすきに尾白くんが攻撃を入れる。
次の瞬間ものすごいパワーだ押し返されて2人とも吹っ飛んだ。
「いったぁ！」
「妖花さん！」
ちょっと砂食べちゃった最悪。
咄嗟に受け身とれたけどこのままじゃ力の差が圧倒的だ。
「くっ…どうすれば…」
「尾白くん一緒に戦うの期末ぶりだね」
「何言って…」
期末では相澤先生の視覚を奪うために風を操って小さな砂嵐を作った。
あの時とはすることは変わらない。
でもあの時よりもちょっとは大きな風を操れる。
海岸の砂を巻き上げて敵の視界を奪うように当てた。
「尾白くん！」
尾白くんの攻撃が当たりやすくなる。
「くだらねェ！！」
「妖花さん！！」
全然見えなかった。
気づいた時にはもう殴られていて思いきりぶっとんだ。
「ぐっ…うっ…！ぐあっ！」
「尾白ちゃん！」
「オクトブロー！！」
梅雨ちゃんと障子くんの声が聞こえて顔を上げると障子くんが捕まっていた。
障子くんを助けなきゃ…！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» いつもありがとうございます！距離近くなってると前よりも絡みが増えて楽しんでいただけるかと♡今回も最後までがんばりますね！ (2月19日 13時) (
レス) id: e14bc85890 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ちらす様 映画楽しみにしておりました！前回と違い距離が近くなっている才能マン達を見ているとにやけますね...！これからも頑張って下さい！ (2月14日 21時) (レス) @page5 id: ad0933ba75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらす
| 作成日時：2024年2月4日 2時
