作戦 ページ12
出久たちは先生や活真くんに任せて私たちはひとつの部屋に集まった。
「まずは現状の報告
通信電力網が破壊され救援を呼ぶことはできない」
「先ほど救難メッセージを発信するドローンを創造し本島へと発進させました
到着は早くて6時間
救助が来るにはさらに時間がかかりますわ」
「それまで敵が待ってくれるとは思えない
今我々がやるべき最優先事項は…島の人々を守り抜くこと」
飯田くんとヤオモモがした現状の報告。
この島に私たち以外ヒーローはいない。
「どうやって？」
「緑谷と爆豪をあそこまで痛めつけた敵だぞ」
砂藤くんと峰田がそう言った。
あのふたりはクラスの中でもトップを争う実力者。
ふたりが無理なら…私たちも…
「俺らが戦ったやつもかなりの手練れだった」
「戦うにしてもヤオモモや上鳴は個性かなり使っちゃってるし」
「ウェイ…」
海岸で轟くんたちと戦った敵。
あの人数で挑んでも勝ち目すらなかった。
「分かってるだけでも敵はまだ3人いるわ」
「一斉に襲われたらひとたまりもねえぞ」
考えただけでゾッとする。
「せめて敵の目的が分かれば…」
「うん、対策も立てられんのに」
目的…この島に狙うものがあるの？
「敵が狙ってるのは僕だよ」
「活真くん？」
「僕の個性を奪うって言ってた」
「個性の強奪？」
「まるでオール・フォー・ワンみたいね」
「でも敵の目的は分かった」
「この子を連れて逃げればいいだけ」
不安そうな顔をする活真くん。
その隣にしゃがみ込んで背中を撫でた。
「そう簡単にはいかねえ
相手は敵だ
この子を差し出さないと島民を殺すとか言い出しかねねえ」
「じゃあどうすりゃいいんだよ」
どうすればいい…そんなの分からない。
私たちは仮免を持ってるとは言え、まだまだひよっこ。
プロヒーローが来るまで敵が動かなきゃいいんだけど…
「僕を敵に渡して！」
「活真くん？」
「殺さないって言ってた
僕の個性なんかなくなってもいい
それで島のみんなが助かるなら…」
「そんなのダメだ」
活真くんの提案に言葉が出ずにいると後ろから出久の声が聞こえてきた。
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ちらす(プロフ) - 月姫さん» いつもありがとうございます！距離近くなってると前よりも絡みが増えて楽しんでいただけるかと♡今回も最後までがんばりますね！ (2月19日 13時) (
レス) id: e14bc85890 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ちらす様 映画楽しみにしておりました！前回と違い距離が近くなっている才能マン達を見ているとにやけますね...！これからも頑張って下さい！ (2月14日 21時) (レス) @page5 id: ad0933ba75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2024年2月4日 2時
