【狼ゲーム】アイツと一緒にするな。 (ページ36)

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リンタロウ「もう最悪な雰囲気だね僕たち♪」

リツ「こんな状況でどうやっていい雰囲気になれっつーの…」

それもそうか。

雰囲気が最悪だと言うが、逆にこの状況下において明るくしろという方が難しいな…

リンタロウ「えー…僕はそれなりに楽しいけどなぁ♪」

は？楽しい？？

……人の本性がバレていくタイミングは楽しいかもしれないが、それもあくまで小説だったらの話。

リアルでこれは流石に冗談でもキツすぎる

これに関しては他の人も流石に引いたようで、徐々にリンタロウから距離をとっていった。

そしてそれぞれが単独行動を始めていく。

チエ「あ、あなた…私から見ても頭がおかしい…」

あっ、チエさんは自覚してたんだな…←

ユキナリ「ちょ、ちょっと…皆！！」

リンタロウ「ひどいなぁ♪」

ひどいって、リンタロウの思考回路がおかしいからだろ…

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あの後は私たちも解散して単独行動を始めた。

今はきっと夜遅いのだろうが、わたしは何故か眠れる気がしなかったので図書室で本を読んでいる。

『…焼死体の時間差トリック？』

図書室で殺人トリックの本を読んでいたら見つかったものだ。
どうやら死体を焼死体に見せかける事で犯行時間を誤魔化せるそう。

まぁ、知ったところで私は使わないけど。

それにしてもここの図書室、殺人トリック系ばっかなんだが？

『もっと他にもハ◯ーポッター的な本とか無いn「うわぁぁぁぁぁあ！！」ひっ、な、何だ…』

もしかしてもう殺人が…？と思いながら声のする方へ向かう。
すると、暗くてどこの部屋かはわからなかったが、誰かが息を整えてるような声が聞こえた。

近くにスイッチがあったので明かりを付けると、そこには疲れ果てていたユキナリがいた

『…大丈夫か？』

ユキナリ「あ、Aか…」

『何があったんだ？』

ユキナリ「じ、実は…」

どうやら、トイレに行こうと部屋を出たところ、狼に追いかけられたらしい。
狼の顔を見ようとしたらしいが、お面を被っていたのと暗さでよくわからなかったようだ。

『…とりあえず、ユキナリが無事でよかった、まだいなくなった訳じゃ無いから気をつけろよ』

ユキナリ「あ、ありがとう…」

そういうとユキナリはまた別の部屋へと移動した。

私はどうしようかな、とにかく暇だ…