【狼ゲーム】アイツと一緒にするな。 (ページ32)

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…パッ

音が鳴り止むと同時に、光はウルフを照らしていた。そして銀紙が部屋をひらひらと舞う。

メリー「お見事！米森サトルは狼でした！」

マキ「よかった…」

メリー「みなさんの推測どおり…

彼はターゲットに騒がれないようにするため、睡眠薬を飲ませて眠らせました。そして寝ているターゲットに毒を注射して殺害、輸血パックによる偽造…
さらには下剤を使い武器庫の見張りを1人にする状況を作ったことも正解です」

よかった、私の予測は殆ど合っていたんだな…

メリー「疑いが向くように…ですね」

タクヤ「危ないところだったぜ…」

確かに、タクヤさんが1番危なかったかもな。私やユキナリ、そしてオサムさんがいなければ彼があんな死に方をしていたと思うと少しゾッとした。

リツ「でもガチで処刑されちゃったんだろ？」

ミサキ「ウチらが殺したようなものかも…」

チエ「で、でもあの人も弁護士のミホさんを殺してた訳ですし。自業自得では…」

コウ「とにかく俺たちの推理は正しかった」

オサム「という事は脱出の扉が開くんですよね？」

ウルフ「その通りだ。狼の処刑に成功したため脱出の扉が開く…ついてこい」

ウルフがそう言った途端、みんなの顔は安心に変わった。きっと出られると思っているんだろう。

でも、私はそうは思えない。
ここまでする犯人が「1ゲーム終わったし出してあげる」なんて生ぬるい事をしてくれるはずがない。

そう思いながらもしばらく歩き続け、ようやく扉の前に着いた。

メリー「それでは行きますよ！

オープンザ！ドア！」

そうして開けられた部屋は、独房のような所だった。

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　残り人数･･･10／12

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［ストーリーガ進ミマシタ。］