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オサム「ああ…それなら行きましたよ。意外にも彼は真面目に警備していましたよ」
ユキナリ「そうなんですね、ありがとうございます…」
現在私達は植物室にてオサムさんから話を聞いていた。
どうやらタクヤさんが1人の時間はほんの数分で、アリバイはある。
でも、これだけだとまだタクヤさんが無実だと言えない。その数分が問題視されるはずだから。
オサム「皆さん、しっかり推理しているんですね。実は私も気になる事があるんです。」
ミサキ「えっ…なんですか？」
オサム「ほら…遺体をよく見ると、争った形跡がほとんどないんですよ。殺人ってこんなもんでしょうか？」
ミサキ「確かに…そう言われるとそうやね。髪も乱れてへんし。
…ん？なんか誰かが服を脱がした後みたいなんあるけど…」
『あ…服は私が捜査するために一度脱がしました』
ミサキ「えっ、そうやったん？？」
多分ややこしくさせてしまったな…もう訳ない
ミサキ「後は、なんか手首らへん腫れてへん？」
オサム「確かに、腕の辺りが不自然に腫れているように見えますね」
やっぱみんなも気になるよな。
そういえば、私もその腕の腫れがずっと気になってたんだった…
ミサキ「ただ汚れてて見えにくいけど…」
オサム「そうですね…」
『拭き取るものあったりしないかな…』
「「『…』」」
ユキナリ「…えっ、お、俺？！」
3人でユキナリをじっと見つめると、少し嫌そうにしながらも濡れ雑巾を拾ってきてくれ、少し血を怖がりながらも腫れた腕を拭いてくれた。
ユキナリ「これは…？」
オサム「注射の跡みたいですね」
ミサキ「注射の跡？」
ユキナリ「なんでそんなものが？」
注射の跡…
そうか。
犯人は確実に絞れた、というか確定した
後は注射器さえ見つければ相手の負けは確定する
チェックメイトだ…！
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［証拠ヲ発見シマシタ。］
オサムさんの証言。
タクヤさんが一人で警備している間に武器庫に訪れた。
意外にもしっかり警備をしていたらしい。
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［証拠ヲ発見シマシタ。］
注射の跡。
ミホさんの腫れ上がった腕。
血を拭き取ると注射の跡が出てきた。
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