【狼ゲーム】アイツと一緒にするな。 (ページ20)

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チエ「し…死んでる…！」

マキ「これって…狼が殺したってことよね？」

タクヤ「まぁ…そうだろうな」

なんだろうこの感じ…

ずっと昔に、同じような事を感じた気がするが、それが何かを思い出せない。

そんな事を考えていると突然メリーがひょっこりと現れた。

メリー「え…えっと！」

チエ「うわっ？！びっくりした…」

メリー「早速狼が羊を殺したんですね！そ、それではルールに従い、今から12時間後に狼裁判を開廷します！つ、つまり！12時間あげるから、その間に狼が誰なのかちゃんと探してくださいね！それじゃあ…また！」

タクヤ「おっ、おい…！」

それだけ言うとメリーは素早く消え去った。

…にしてもアイツらは一体どこで監視してるんだ？

ユキナリ「本当に…殺人が起きてしまった…」

コウ「あぁ…全員何食わぬ顔してるが、この中に狼がいるのは間違いない」

リンタロウ「いよいよ…狼ゲームが本格的にスタートしたという事だね」

殺人事件の捜査といえばまずは死体からだろうか？

タケオ「これだけの大量出血…刺し殺されたと考えていいだろうな。」

サトル「凶器は刃物で間違いないだろう」

リツ「よくそんなまじまじと死体を眺められるな〜」

タケオ「警察なんて仕事してたら死体には慣れてしまうもんだ」

サトル「それにしても犯人は誰なんだ？」

タケオ「これだけでは何もわからんな、まずは凶器となった刃物が特定できればいいんだが…」

リツ「そんなのどこかにあったっけ？」

刃物…

確か武器庫にサバイバルナイフと、頑丈なケースに入れられた包丁があったと思う。
あとはキッチンの包丁と私が拾ったオモチャのナイフぐらいか。

いや私のおもちゃは刃物じゃないな。

にしてもこの死体…

＿＿＿＿＿お母さん…？！ねぇお母さん！！ねぇ何があったの？！なんで死んでるの？！＿＿＿＿＿＿＿

『…っ？！』

これは…何の記憶…？

わからない。わからないけど、何かを知ってる気がする。

いや、今はそれよりも捜査が優先だ。

ミホさんの死体から感じる違和感を、見落とさないよう確認しよう。

［ストーリーガ進ミマシタ。］