【狼ゲーム】アイツと一緒にするな。 (ページ13)

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『うるさ…』

タクヤ「もう何人か戻ってきてるみたいだな」

タケオ「元気だな…」

オサム「面白い…巨大な要塞に喋る人形たち…
随分凝った演出ですが次の小説のネタにもなりそうです。そうだ…思い切ってSF的要素を足して…ブツブツブツ…」

タクヤ「オサムさんずっと何か書いてるな…」

あの人は一人でブツブツと、一体何の話をしているのだろう…

『…怖』

マキ「あ！！そう言えばさっきのぬいぐるみ達すっかり取るの忘れちゃった！！記事に載せたかったのに…」

タクヤ「こっちはずっと撮ってるし」

『記者は撮る事命ですしね…』

タクヤ「そんなんでちゃんと出口探してきたのかよ、マジで緊張感ねーっつうか…
なぁ？A、タケオさん」

タケオ「あ、ああそうだな…」←ずっと彼女のノロケを聞かされた

『そう、ですね…』←同じくずっと聞かされた

タクヤさん、失礼だが貴方も人の事言えないと思うぞ？？

ミサキ「…あ！！結構戻ってきた！」

ユキナリ「今みんなで休憩してるんですけど、紅茶かコーヒーどっちがいいですか？」

『あー…私はお湯でいい』

ユキナリ「お、お湯…？」

『うん、体にいいから』

………と言ったものの、正直紅茶は飲みたい。

ユキナリ「ほ、本当にそれだけでいいの…？」

やっぱ紅茶飲みたい。今の気分はリゼかアッサムだな…

『……やっぱり紅茶がいい。リゼかアッサムある？』

ミサキ「あ、アッサムやったらあるで！！」

『ほんと？？じゃあそれで』

ユキナリ「わかった、ちょっと待っててね」

そういうとユキナリは他の人のとこにも同じ事を聞きに行く。

気づけばもう他の人は固まって話し始めていた。
1人になって暇になってしまった私は、ノートと教科書を開き勉強を始める事にした。