86〜Blue〜 ページ39
美緒『もう、決まってんじゃないの？』
その言葉が頭の中でループする。
決まってるって、どうして分かるんだろう。
顔に出てる？
自分では気づかないうちに、出てたのかな？
真紀「…A…A！聞いてる？」
「うおっ！ご、ごめん！何？」
真紀「もう〜。なんか、悩みでもあったの？」
「あのさ、私の好きな人わかる？」
真紀「は？(笑)知らないよw」
ですよねぇ。まぁ、わかってたけどさ。
何で、美緒ねぇはわかったんだろう…
真紀「でも、好きな人を見つける方法なら、わかるよ？」
「えっ！ほんと？教えて！神様、仏様、真紀様！」
真紀「んふふ。はいはい。あのね、目を瞑って自分が1番楽しい時、隣にいる人の顔を思い浮かべるの！それが、好きな人だと思うよ？」
「そう、なのかな？」
真紀「さぁ？(笑)」
「どっちよ！(笑)」
真紀に相談した事で、少しだけ心が軽くなった。
そこから私は真紀に言われた様に考えてみた。
私が、笑顔になれる人
笑ってる時、1番近くにいる人
？『Aちゃん！』
「あぁ、この人だ。」
私の脳裏には、ある人の顔が浮かんだ。
私を笑顔にしてくれる顔がはっきりと浮かんだ。
あぁ、そうか。
私は、この人が好きだったんだ。
もう、言ってしまおう。
私の気持ち。
随分待たせてしまったけど、まだ私の気持ち受け取ってくれますか？
〜放課後〜
私は、生徒会室ではない場所に向かった。
休み時間に生徒会室に置いた手紙。
彼は気付いてくれただろうか。
彼と初めて会った思い出の場所。
私はあの日のことを思い出しながら、彼を待った。
ガラガラガラ
？「Aちゃん、どうしたの？」
「よかった。来てくれたんですね。大野さん。」
私の好きな人。大野智さん。
フワフワして可愛くてかっこいい私の好きな人。
智「んふ。なぁに？話があるんでしょ？」
「この前の、告白の返事をしようと思います！」
そう告げると、フニャッとした笑顔が消えて真剣な顔に変わった。
どんな事も受け止める、そんな目だった。
「大野、智さん。私もあなたが好きです。」
私の気持ちは、届きましたか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ARS CONAN 050420(プロフ) - 夢嵐。さん» 驚かせてしまい、すみません。新しい話もよろしくお願いします！ (2020年11月28日 23時) (
レス) id: a604750d82 (このIDを非表示/違反報告)
夢嵐。 - …そうだったんですか！急に無くなったのでビビりました！他の話も頑張ってください！ (2020年11月28日 23時) (レス) id: 3a05cdac75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ARS CONAN 050420 | 作成日時：2020年8月6日 14時
