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告白された後も、相葉さんも大野さんも普通に接してくれる。
一度だけ、どうやって接したらいいかわからないって美緒ねぇに相談した。
そしたら美緒ねぇは、笑って、
美緒「いつも通り接してあげな。それが今のAに出来ることだよ」
って言っていた。
それからは普通に接しているつもりだ。
その日の放課後、いつもの様に生徒会室に向かった。
少し早かったのか、そこには誰もいなかった。
何をしようか悩んでいると、二宮さんが来た。
「あ、二宮さん。」
和「何でそんな顔してるんですか(笑)イケナイコトでもしてた？」
「してませんよ！」
この人は、すぐからかってくる。
でも、なぜだか怒りは湧いてこない。
いじり方が優しいのかな…
和「なぁに、見つめてんの？惚れちゃった？」
「ばっ！もう！違いますー！」
そこまで言って、部屋には沈黙が流れる。
少しの気まずさにキョロキョロしていると、服の裾をつままれた。
「ん？」
和「返事、したんですか？」
「…何の、ですか？」
少し上目遣いになった二宮さんが可愛くて、言葉に詰まる。
二宮さんは、子犬の様な目をして続ける。
和「だから、相葉さんか大野さんか決めたのかって聞いてんの。」
告白のことだと思った。
もう、知ってるんだ。昨日のことなのに。
「してません。どっちも。私には、判らないです。」
和「ふぅーん。じゃあ、俺にもチャンスはありますよね？」
そう言うと、二宮さんは妖艶に笑った。
いつかの遊園地の日が蘇る。
あの、甘くてとろける様なキスは、そう簡単に忘れられるもんじゃない。
恥ずかしくなり下を向いていると
和「こっち、向けよ。」
クイっと顔を上げられた。
二宮さんの綺麗な顔が思ったより近くにあって、私の心拍数はどんどん上がっていく。
「にの、みや、さん…」
和「Aのこと、好きになった。付き合って。」
さっきの上目遣いからは想像できない男の顔。
低い声で私の名前を呼ぶ姿に、私は倒れそうになる。
和「ねぇ、キス出来ちゃうよ。」
嘘か本気かわからないその声に
吸い込まれそうな瞳に
私はゾクゾクしてしまう。
「時間を、下さい…」
何とか理性を保って放ったその一言で二宮さんの体が離れた。
和「ま、抜け駆けはできないんでね。」
そう言って、また妖艶に笑った。
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ARS CONAN 050420(プロフ) - 夢嵐。さん» 驚かせてしまい、すみません。新しい話もよろしくお願いします！ (2020年11月28日 23時) (
レス) id: a604750d82 (このIDを非表示/違反報告)
夢嵐。 - …そうだったんですか！急に無くなったのでビビりました！他の話も頑張ってください！ (2020年11月28日 23時) (レス) id: 3a05cdac75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ARS CONAN 050420 | 作成日時：2020年8月6日 14時
