距離感に問題あり。【五条悟】

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「 臓器そのまんま出したみたいな呪霊でさ＿＿. 」


「 なかなかだねぇ.
でもいるよねぇ. 見たら一生忘れないビジュアルの呪霊. 」





あれから少しして、無事に帰還した3人.
3人とも無傷だったし、宿儺が出てくることもなかったと.





「 虎杖、アレ見たときビビってたよなー 」

「 はぁ!? ビビってねぇし. 見た目やべぇって思っただけだろ 」





後部座席で繰り広げられる、任務の内容.
情報を広いながら、報告書にまとめることを脳内に留める.





「 Aも、初めて廃病院任務に行った時すんこい怖がってたよね〜. 」



『 ……悟は黙って. 』





いや、それいま言う？
ちょっと恥ずかしい過去、さりげなく暴露されたんだけど.





あの時の任務は地獄だったな.



初めての悟と2人での任務だったんだけど、怖がる私を面白がって色々とイタズラしてきて、正直除霊どころじゃなかった.

まぁ、後日、夜蛾先生に怒られてたけどね.





でも、散々イタズラしてきたけれど

あの任務で、
悟の優しさを知った＿＿.










「 先生は怖いものないの？ 」

「 いや、ないだろ 」

「 ないに決まってる 」

「 僕を何だと思ってるわけ？ 」





そういえば、聞いたことないかも.
悟の怖いもの.








「 …うん、まぁあるよ 」





後部座席がどよめく.
私も、少しだけ驚いた.










「 でも、何が怖いか…は、秘密だけど 」










口元は笑っているけれど、
どこか笑っていないようにも伺える.





悟の怖いものって、何なんだろう＿＿.





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