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どしゃっと、目の前に人、否、死体が降ってきた
隣に居た沖矢さんに無言で飛びついたのは言うまでもない
「…意外とピュアなんですね」
「あの、ガチなお化けとかドッキリはてんでダメなの」
続け様に響く悲鳴とバタバタしだした警備員
その中には見覚えのある少年と
「あれ？奇遇ですね、こんな所で会うなんて」
ほぼ毎日見ている安室だった
キッドが現れるであろうこの美術館は、有名なデザイナーさんと期間限定コラボをしていた
そして予告状が届き、狙われているらしいブツは、この分厚いガラスケースで護られている大きなネックレス
ブラックオパールという青や黒の寒色でギラギラした宝石だ
しかし、そのケースの手前、降ってきたのだ
「沖矢さん私逃げたい
非常に逃げたい
これ事情聴取されるやつじゃない？私今何も持ってないよ」
小声でそう話すと彼は大丈夫です、と言って私の唇に人差し指をあてがった
「貴女は黙っていれば一見普通の人ですから」
二の腕の皮を摘んでやりましたとも。
「で、第一発見者はそこのお嬢さん？」
「えぇ、彼女は僕の婚約者
柊 Aです」
「私もついに人妻かー」
そもそもその偽名である初期設定よく覚えていたな、と沖矢さんに小さく拍手を送るも、彼は無言で私を睨んだ
ふざけてごめん
私に質問をするこの目暮警部と知り合いらしい彼らに潔白証明を任せつつあたりを観察する
通気口まで距離は10mほど
私が怪盗ならば、穴は寧ろ罠としか思えない
一番安全に、且つ怪しまれない方法は警備員に化ける事だ
沖矢さんがほぼ身代わりになった矢先、コナン君が私のスカートの裾をくいくい、と引っ張った
「どうしたの？」
彼に視線を合わせて屈むも、どうやら私は既に彼の中ではチェックリストを超えてブラックリストに入っているかのように、ジト目で睨まれた
「安室さんはどうしたの」
「…あ」
そんな設定だったわ
なんて時すでに遅し、安室からはただならぬ空気を感じ、目を合わせないように必死な私にコナン君は小さく笑った
「わかってるよ、僕
沖矢さんの婚約者って立場だったら、完全に容疑者枠から外れるもん
そうでしょ？」
そうなんだー！
と心の声が漏れる手前に安室が通りで、と少し安堵した顔を見せた
「コナン君にはなんでもお見通しね
所でこんな状況でも怪盗キッドは現れるのかしら」
「来るよ、絶対」
謎の自信に満ちた顔をする少年の言葉に、納得するまで残り3時間
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みんじろう(プロフ) - RIOさん» RIOさん、コメントありがとうございます！好きなものが増えて手に追えなくなってはいますが、映画を鑑賞し感情爆上げにしてきます！！最新のはレンタルが出たら…！！すぐに見たいです！！！ (2022年5月30日 9時) (
レス) id: acc7c19a08 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！更新待ってます！！ (2022年5月29日 23時) (レス) @page31 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんじろう | 作成日時：2020年10月27日 10時
