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案の定生きた心地がしなかった数日間を経て
躊躇い引き戻そうとする身体を無理矢理動かし
紫耀の家へと足を進める
ちゃんと、会って話さなきゃ
紫耀の家の近くのコンビニに寄り
カゴに適当に食べ物を詰める
お菓子、アイス、スイーツ、それからドリンクも
あと、、
紫耀が大好きなぬれおかきも一緒に。
好きなものを食べたら
少しは私のこと許してくれるかなって、
そんな淡い期待を寄せながら。
そしてなんとなく目に止まった雑誌を手に取り
ペラペラとページをめくりながら
偶然視線を上げた時だった
ガラス越しにバチっと目が合う
パアっと一気に華やかになった表情、
次の瞬間出入口の扉から聞こえてくる
“ Aちゃん！ ” っていうクセのある声
「お久しぶりです」
神『久しぶり！こんな所で何やってんの？』
「ちょっと、しょうの家に…」
神『あー、俺も紫耀の家に向かってたところなんだけど、、お邪魔な感じ？』
何の約束もなく行くんだから
お邪魔なのは間違いなく私の方だ。
「いや、ごめんなさい、むしろ私がお邪魔じゃないですか？」
神『そんなことないよ(笑)
ねぇそれ、全部買うの？』
神宮寺さんが指差す先はカゴいっぱいの
お菓子の山
「あー、はい(笑)」
神『じゃあそれ早く買って紫耀のとこ行こ』
.
夕日が沈みかけた空、
辺りは綺麗なオレンジで埋め尽くされる
「大丈夫です、私持てますから！」
神『何言ってんのこんなに買って重いに決まってるでしょ？』
隣に並んで歩き始めると
私の手から呆気なく離れたレジ袋
気を使って私の代わりに持って歩いてくれる神宮寺さんが “ そういえばさ ” って続けて言葉を零す
神『Aちゃん紫耀と喧嘩でもした？』
「……え？」
神『その顔じゃ図星、か……』
「しょうから何か聞きました？」
神『いや？』
いつもは驚くほどに強引なのに
それでも無理に踏み込んできたりはしない
神『ここ最近紫耀も元気なかったからさ』
「そうなんですか…」
神『ちゃんと仲直りしろよ？』
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ひとつ、深く息を吸って吐く
合鍵を使ってエントランスのロックを解除した
不安にさせてごめんなさいって言わなきゃ、
私が紫耀にしてもらったこと、
今度こそ私もしてあげるんだ。
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みう(プロフ) - 彩花さん» コメントありがとうございます！そのようなことを言って頂けて書いてよかったなと本当に思いましたありがとうございます。続編を書いた際はまたお付き合いよろしくお願い致します^^ (2020年4月13日 23時) (
レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 今日この作品を見つけたのですが、面白くてあっという間に全て読んでしまいました！笑 後半は胸が苦しくなるような場面が多かったので、もう一度結ばれたあとの幸せな主人公と紫耀くんがぜひ見たいです！！ (2020年4月13日 2時) (レス) id: afdd2d5378 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます！私の作品が1番だなんて嬉しいお言葉ありがとうございます。こちらこそ最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました^^ (2020年4月12日 23時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 京本ゆいさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくださってありがとうございます、そして最後までお付き合い頂きありがとうございました。続編をもし書いた際はまたお付き合い頂けると嬉しいです^^ (2020年4月12日 23時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - お疲れ様です！廉くん最後はやっぱり好きな人の幸せを選んだんですね（ ; ; ）お互いを想い続けられるのって素敵ですね。占ツクで見てきた中で一番好きな作品でした。更新を楽しみにしていたので、寂しいですね。楽しませていただき、ありがとうございました！ (2020年4月12日 19時) (レス) id: 4599bc1e74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2020年3月9日 18時
