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風の音と同じ様に、小さく響いたリップ音
それと同時にゆっくりと身体が起こされる
FL'「ごめん。あまりに可愛くて。」
柔らかな感触のした私の額を撫でると、私の左手に掴まれたメガネを掛け直してくれた
何を期待したのか。
額に口付けられるのは、海外では挨拶みたいなものだったはずなのに。
恥ずかしい上に
心臓が今更になって派手に動き、身体が熱い
『あ、いや… 。 いや。』
ちらりと視線を向けた彼の瞳が赤く色付いていたように見えて
『… その、瞳の色が変わるのは…』
つい、雰囲気を変えようと問い掛けてしまった
FL'「ん、… 今変わってた？」
『うん、赤かったよ。さっきまで茶色だったのに』
あ〜、と口元を隠しながら少し笑うと
FL'「心の色」
また真っ直ぐに私の方を見つめながらそういうピリさんの瞳の色は、ブラウン 戻っていた
右ポケットから取り出した携帯を見ると
FL'「ハニ間に合いそうにないみたいㅎ そろそろ戻ろうか？」
スマホを見てみると休憩も残すところ10分というところだった
早歩きで席に戻った私の右手に持たされた紙袋
SM'「これなあに」
机の隅に置いたそれにスンスンと鼻を当て匂いを嗅いでいる
『時間が足りなくて食べきれなかったポテト』
SM'「へぇ… フィリックスの匂いがする」
ぼそっとそう呟くと、先生がやってきて彼は前を向いた
ピリさんの匂い…？
15分ほど早く終わった授業
残りは自習のはずなのに、前に座る彼は振り向き
我が物顔でポテトを食べていた
たかが1時間程度で満腹だったお腹が空くわけもなく
私も自然とそれを許していたのだけども
この後はまたハンさんと部室で会う予定がある
これは前々から(デモを合わせた時)していた約束だ
SM'「部室来る？」
『うん、ハンさんとまた作戦会議を』
SM'「ハニ、独占しちゃって。
Aちゃん気をつけてね」
頭にハテナが浮かび首を傾げる
SM'「というかハニだな。あいつ無意識だろうから」
もっとわからない。
〜〜〜
作者より
のろのろ更新ですが、読んでいただけて嬉しいです。
おふざけモード、暴走モード 主も突然スイッチが切り替わってしまって 書きたい内容が山ほどあるので
一緒にゆったりお待ちいただけたら嬉しいです♩
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りぃ(プロフ) - こんにちは〜！またまたコメント失礼します！次が楽しみすぎて、、😭ラテさんの書くピリくんめっちゃ好きです、、💞 (2023年3月9日 16時) (
レス) @page29 id: 67a7fe821e (このIDを非表示/違反報告)
ラテ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、ありがとうございます✨ ゆっくりお待ちください😊 (2023年2月28日 20時) (レス) id: dd3071a52d (このIDを非表示/違反報告)
ラテ(プロフ) - りぃさん» りぃさん！ピリ君男らしさ全開スイッチ入れたのでこれから楽しみにしててください✨ (2023年2月28日 20時) (レス) id: dd3071a52d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 次の更新が楽しみです💕💕 (2023年2月28日 14時) (レス) @page27 id: 697dde3f4a (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！待ってました💞ピリくんカッコ良すぎです泣ありがとうございます😭😭💞 (2023年2月26日 23時) (レス) id: 632d06e6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラテ | 作成日時：2022年6月2日 11時
